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北海道農政事務所

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「スペルト小麦について食べて見て学ぼう」を開催しました。

   令和5年10月25日、帯広地域拠点は、有機農産物の生産・消費の拡大に向けた取組として、音更町中川農場にて、「スペルト小麦について食べて見て学ぼう」を開催し、学校給食関係者、金融機関、農泊実践者、行政機関職員など17名が参加しました。
   始めに、中川農場の圃場で中川泰一氏から、有機農業に取り組んだきっかけやスペルト小麦(※)の特徴・栽培方法、自身の小麦の販売先開拓等について話をいただき、中川氏が経営するパン店「ピリカアマム」に会場を移し、各自パンを購入、試食しました。
   続いて、山田地方参事官から、みどりの食料システム戦略について説明を行った後、消費者側の理解を広めるためにはどうしたら良いか、販売先の確保としての学校給食の重要性と課題等について、意見交換を行いました。
   参加者からは、「学校給食に有機農産物を取り入れるには様々な課題があるが、少しずつ方法を考えたい。」、「生産者の話を聞く機会がなかった。知らないことが多いことに気づかされた。」、「熱意のある生産者を応援するためには、私たち消費者も視野を広げ学ぶ必要がある。」等の話が出されました。
   中川氏からは、「『みどりの食料システム戦略』が策定されたことから、有機農業に取り組みたいと手を挙げる農家が増えてきた。自身もスペルト小麦の栽培がきっかけとなり、新聞社やテレビ局からの取材も増え、農業の景色が変わった。学校給食でもスペルト小麦の活用の可能性はあると考えている。」との話がありました。

※小麦の原種にあたる古代穀物で、硬い皮殻に包まれており、天候や病気、害虫などから内部の穀粒を守ってくれるため、化学肥料、除草剤、殺虫剤や農薬をほとんど用いることなく栽培することが可能とされています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和5年10月25日(水曜日)
◯撮影場所:音更町(中川農場)


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圃場でスペルト小麦の栽培や特徴について説明を聞く様子

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スペルト小麦の圃場

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パン製造方法の説明を受け、購入する様子

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意見交換の様子

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パン販売店舗前で集合写真

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