十勝地域で輸出に取り組む2事業者との意見交換を実施しました。
令和7年1月14日、帯広地域拠点は、十勝地域(清水町、本別町)で農産物の輸出に取り組む事業者(十勝清水町農業協同組合(以下「JA十勝清水町」という。)及び前田農産食品株式会社(以下「前田農産食品(株)」という。))との意見交換を実施しました。
なお、今回は、日本政策金融公庫札幌支店、同帯広支店(十勝担当)、北海道農政事務所次長、ほか同所の職員が両事業者を訪問し、それぞれの地域で生産される特産農産物等の輸出に係る意見交換と情報提供を行ったものです。
1 JA十勝清水町での意見交換
JA十勝清水町の意見交換では同JA 富樫参事から、町内で生産される「にんにく」のうち規格外を活用し、黒にんにくやにんにく加工品等を開発、また、あずき茶も含め国内販売のほか東南アジア圏を中心とした海外へ輸出展開を行っている取組状況等の説明がありました。富樫参事は、「輸出の取組を始めた当初は様々な困難があったが、その経験を糧に現地でのコミュニティづくりの重要性を認識して現在に至っている。今後は、航空便を活用した台湾向けの青果物(野菜)の輸出や「黒にんにく」製品の中東(ドバイ)方面への進出も検討したい。」との説明がありました。
2 前田農産食品(株)での意見交換
本別町の前田農産食品(株)での意見交換では、ほ場、保管倉庫、加工場を見学させていただきながら、同社 前田代表取締役から、電子レンジ調理のポップコーンを生産・販売するに至った経緯や加工する工程、国内での販売状況、アメリカ向け輸出状況の説明がありました。同社からアメリカに輸出されたポップコーンは、同国の大手通販サイトを通じて販売されています。
北海道農政事務所は、両事業者と農産物の輸出拡大に向けた課題や今後の展望に関する意見交換を行ったほか、農林水産物・食品に係る輸出額の推移(国内・北海道)や輸出拡大実行戦略に基づく具体的な施策(輸出支援プラットフォーム等)の説明を行いました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和7年1月14日(火曜日)◯撮影場所:清水町(JA十勝清水町会議室)、本別町(前田農産食品(株)ほ場、倉庫、北海道十勝ポップコーンファクトリー会議室)

JA十勝清水町での意見交換の様子(右側:富樫参事)

意見交換を行う坂本次長(左側)、日本政策金融公庫 北村課長(右側)

説明を行う東川輸出対策推進官(左側)

説明を行う前田農産食品(株)前田代表取締役1

説明を行う前田農産食品(株)前田代表取締役2

説明を行う前田農産食品(株)前田代表取締役3
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