女性活躍に向けた女性農業者との意見交換
北海道農政事務所は令和5年9月27日、北海道女性農業者ネットワーク「きたひとネット」の中村前会長と、女性農業者の役員登用に向けた意見交換を行いました。
政府では男女共同参画社会の実現に向け、農業委員や農協役員等における女性の登用目標を定めて取り組んでいるところです。今回の意見交換では、女性農業者の活動を中心的に行っている中村さんから、女性活躍に向けた課題などについてお話をお伺いしました。
中村さんからは、「北海道の農業は大規模で重労働であることから、慣例的に経営を男性が取り仕切ることが多いため、女性が経営者としての知識や経験を持っていない場合が多い。議決に関わる実質的な話ができる役員になるためには、最低限経営者としての知識が必要となるため、まずは女性農業者が自分の農業経営がどうなっているかを知ることから始めた方が良いのではないか。」などと仰っていました。その上で、「今後の新規就農者や後継者は、パートナーを共同申請者(認定農業者)とすることで経営に積極的に参画する機会や簿記を学習する機会を提供し、経営者としての見識を持つ女性農業者を増やすことが、女性が自信をもって役員として活躍する第一歩になるはず。」と話されていました。
・「きたひとネット」は北海道の女性農業者が農業経営者として活躍する為の研修、意識改革、次世代育成を担う相互交流ネットワークです。
撮影データ
◯撮影年月日:令和5年9月27日(水曜日)◯撮影場所:千歳市(駒そば亭)

意見交換の様子

写真左が中村さん

説明風景
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