食べられるのに畑で廃棄されてしまう規格外野菜
江別市美原地区の農家を訪問し、収穫期を迎えたニンジン畑を取材しました。今年は例年よりも雨の日が多かったため、品質が低下し、規格外品が多く出てしまい、一部の農家では、収量が例年の3分の1程度まで落ち込んでしまったところもあるなど、深刻な状況となっています。
規格外野菜とは、定められた規格(大きさ・形・色など)から外れている野菜のことを言います。規格外野菜の一部は、加工品用として安く販売されるものもありますが、多くは畑にすき込んでしまいます。
新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢などの影響により、世界的に食料不足が深刻化している一方、生産現場では、食べられるのに捨てられてしまう規格外野菜が多く存在しています。
近年では規格外野菜を活用する企業や、規格外品を取り扱う食品通販サイトも増えており、規格外野菜の活用に向けた取組が少しずつ広がっています。SDGs(持続可能な開発目標)の中にも、食料廃棄の削減についての目標が設定されていますが、私たち1人1人が現状を知り、できることを考えて行動することが必要です。
撮影データ
◯撮影年月日:令和4年8月30日(火曜日)◯撮影場所:江別市美原地区
【収穫前のニンジン畑】
【収穫前のニンジン】
【収穫後のニンジン畑】
【畑にすき込まれたニンジン】
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