このページの本文へ移動

関東農政局

メニュー

山梨県内の農福連携の取組

斎庵_1 斎庵_2

会社名

株式会社かぶしきがいしゃ 斎庵さいあん

農福連携を始めた年月

2016年

所在地

中央市

栽培作物

もも、ぶどう、いちご

農福連携の取組内容

・取引福祉事業所数は4件。
・移動時間を考慮し、各圃場の所在地に近い福祉事業所と契約している。
・引きこもり支援を対象とした受け入れも行っている
・作業内容は、農作業補助がメイン。障害の度合いにもよるが、「受粉作業」や「芽欠き」「剪定」等、比較的高度な作業も行っている。
・通常、3~4人。ほぼ毎日作業している。

農福連携を始めたきっかけ

当社のグループ企業がB型障害者施設の運営を始めたが、次第に利用者の方々と触れ合う機会も多くなる中で、試験的に屋外での作業を行ったところ内気だった方が活発になった等、目に見えた効果があった。そこで、当社で農作業の補助等をすれば活躍する場が増えるのではないかと考え、実際に取組を始めた。

農福連携を利用して良かった点

・農業を通じて自立し改善していく姿を見た時は、良かったと思う。
・以前、社員が行っていた各作業を任せることにより、作業効率が良くなった。
・当社では各作業に目的意識を持たせるよう教えながら行っているため、作業に対して達成感も感じていると思う。
・引きこもりの利用者も農作業を通じて明るく積極的となり、当社に通えるよう運転免許の取得を目指す方も現れるなど改善されている。

農福連携に取り組むに当たり苦労した点

特に苦労したことはない。怪我等もなく、楽しそうに作業している印象である。

国や県等の支援制度の活用状況

農福連携関係で県より補助を受けている。

課題・要望

今以上に賃金を上げてやりたい。自立して生活していく上でも必要であるし、モチベーションの向上にも繋がるので、国や県から補助をしていただきたい。

農福連携を検討している方々へ一言!

絶対に取り組んだ方がいい。作業に対して集中力があり熱心。作業も速いので、会社として期待できる必要不可欠な人材である。

今後の取組

峡東地域において、福祉事業所と企業が主体となり加工用ぶどうの栽培を行う予定である。当社では、使用する農園の提供と技術指導として参入するが、栽培を担うのは福祉事業所の利用者である。収穫したぶどうは、ジュースやワインの原料として企業が買い取る仕組みである。利用者にとって活躍する場も増える等、期待できる事業と思う。

株式会社 かぶしきがいしゃ 斎庵さいあん

お問合せ先

関東農政局山梨県拠点

所在地:山梨県甲府市丸の内1-1-18(甲府合同庁舎) 地図
電話番号:055-254-6055