山梨県内で新規就農した農業者

お名前
森田雅哉(もりたまさや)さん
就農した年月
2019年4月
お住まい
北杜市
栽培作物
ほうれん草(有機栽培)
就農したきっかけ
東京で会社員をしていたが、若い頃から農業への憧れがあって、いつかは農業に取り組みたいと思っていた。3人の子供達が社会人になって手がかからなくなった時期(50代半ば)に決心し、妻の両親が移り住んでいた北杜市武川町に2017年に夫婦で移住し、一人で農業を始めた。
就農して良かった点
最初から有機農業に取り組んでいるため、設備や機械への投資が少なくて良かった。
就農して苦労している点
栽培技術をいかに向上させるかに最も苦労しているが、そこが最もやりがいを感じるところでもある。病害虫が発生し次作ではいかにこれを最小限に抑えるか試行錯誤を繰り返すことが有機農業の醍醐味だと感じている。
技術習得のため学んだ機関や学校等
2018年に山梨県立農業大学校の10ヶ月研修で農業技術を学び、その課程の中で農家研修があり、研修先の北杜市内の農業者から野菜の有機農業を学んだ。
公的支援制度(国の支援制度や資金制度等)の支援状況
水田活用直接支払交付金
環境保全型農業直接支払交付金
経営継続補助金
生産、経営、販路等に関する課題
農地については、市内の知人等から農地の貸出しに関する情報をもとに、相対契約で借り受け、農地中間管理事業は活用していない。
経営等については、ほうれん草の周年栽培を行っており、冬から春の時期は市内の標高の低い武川町で生産し、夏から秋の時期は市内の標高の高い長坂町で生産している。農作業は、主に一人で行っており、出荷時の袋詰め作業は妻が手伝ってくれる。
販路については、市内の酵素ドリンク製造業者とパルシステム(生協)が主。その他スーパー、個人等へも販売。
将来の目標
今後も「ほうれん草」で農業経営を続ける中で、加工品への取組も視野に入れているので、将来的には6次産業化の取組も検討したい。
これから就農する方々へ一言!
大切なのは、資金等を含めた事業計画をしっかり作成すること。また、農業に対する熱意も大事。
森田雅哉(もりたまさや)さん