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関東農政局

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山梨県内で新規就農した農業者

福島克己

お名前

福島克己(ふくしまかつみさん

就農した年月

2017年4月

お住まい

甲府市(ほ場は韮崎市)

栽培作物

生食用ぶどうシャインマスカット、巨峰、ピオーネ等

就農したきっかけ

会社員として数年勤務後、祖母が亡くなったことをきっかけに、実家(甲府市)に戻った。実家がぶどうを栽培しており、将来自分が継ぐことを見据え、農業法人に勤めることを考えていたところ、ハローワークから専門学校山梨県立農業大学校での職業訓練の話を聞き、参加。
学んでいくうちに、農家それぞれに栽培手法があることを知り、私も自分のやり方でやってみたいという気持ちになった。しかし、実家は規模が小さく経営が成り立たないことが見込まれたため借りられる畑を探したところ、韮崎市内で見つかり就農した。

就農して良かった点

会社勤務とは違い、自分のペースや考えで、しがらみがなく自由にできること。

就農して苦労している点

就農前に畑がなかなか見つからなかった。
就農後は、一人で全てやらなければならないので、作業が追い付かなかった。また、農薬散布を動噴で行っていたため、薬剤をまんべんなく散布することができず、防除適期も逃したため、晩腐病にかかり、1年目はほとんど出荷できず収入はほぼなかった。ある程度の収穫ができるようになるまでに3年ほどかかった。
現在は、SSと乗用モアを所有。いずれ運搬車も購入したいと思うが、その他の経費がかさむため、なかなか購入できない状況。
自身もそうだったが、就農して最初の数年は援助がなければ生活できない。

技術習得のため学んだ機関や学校等

専門学校山梨県立農業大学校での職業訓練で9か月間、果樹栽培を学んだ。

公的支援制度(国の支援制度や資金制度等)の支援状況

農業次世代人材投資事業の経営開始型を活用

生産、経営、販売等の状況

出荷先はほぼJA。安定した農産物が収穫できるまではJA出荷する予定。

特徴ある経営

自分の畑では、新しく植えた木については短梢剪定を基本としている。
栽培方法について、特に工夫していることはないが、いろいろ情報を集め、有効な手法などは取り入れている。

将来の目標

法人化は考えていないが、面積は拡大したい。

これから就農する方々へ一言!

シャインマスカットの価格が下がってきており、栽培面積も非常に増えているので、「シャインマスカットを作ればなんとかなる」という考えは通用しなくなってきていると思われる。
また、農家は一度の収入が大きく儲かるイメージがあるかもしれないが、通年で収入があるわけではなく、その収入から税金や社会保険料等を支払うことになるので、生活は厳しく、また、そういった管理ができない人には農業は向いていないのかと思う。
ただ、やりがいはある。頑張った分だけ、自分に返って来るのが農業の魅力。



福島克己(ふくしまかつみさん

お問合せ先

関東農政局山梨県拠点

所在地:山梨県甲府市丸の内1-1-18(甲府合同庁舎) 地図
電話番号:055-254-6055