山梨県内で新規就農した農業者



お名前
折越耕平(おりこしこうへい)さん
就農した年月
2021年4月
お住まい
南アルプス市
栽培作物
ぶどう(醸造用、生食用)
就農したきっかけ
・東京にて、ワインの輸入事業を手掛ける会社に就職したことを契機に、ワインの魅力に魅かれ、自分で栽培したぶどうでワインを作り、将来的にはワイナリーを持ちたいと思い、まずは就農した。
・東京にも近く、南アルプス市では「ワイン特区」を取得する計画もあるとのことで、個人の小規模ワイナリーが設置しやすくなるため、当地を選んだ。
就農して良かった点
・10年間、東京で暮らしていたが、この地域で暮らすようになってからは、とても健康的になったと感じる。風邪を引かなくなった。
・近隣の方々が優しく、とても良くしてくれる。
就農して苦労している点
現在栽培している醸造用品種は、マイナー品種でもあるため、栽培が難しく、栽培方法を知っている方も少ないため、どのように栽培してよいか分からないことがある。
技術習得のため学んだ機関や学校等
南アルプス市にある「中込農園」で研修をさせていただいた。
公的支援制度(国の支援制度や資金制度等)の支援状況
農業次世代人材投資事業(経営開始型)
生産、経営、販売等の状況
・当方では、醸造用の他に生食用としてシャインマスカットを栽培している。合計で約70aほどの栽培面積がある。醸造用は、近隣のワイナリーへ100%出荷しており、シャインマスカットは研修先の中込農園に出荷している。
・今後は、もう少し規模拡大を進めて1haまで増やしたいと考えているが、山梨では、畑1枚あたりの面積が小さいため、規模拡大するにも数多くの地権者から農地を借りなければならず時間がかかる。
特徴ある経営
現在のところ特徴的な経営等はないと思うが、今後、ワイナリーを設置していくため、希少な品種を取り入れたりしているところが他の農家とは違う特色ある経営に繋がっていると思う。
将来の目標
ワイナリーを設置し自分で栽培したぶどうでワインを作ること。
これから就農する方々へ一言!
研修先の出会いが大切だと思う。就農すると分からないことが多く、特にぶどうでは専門的な栽培技術があるため、新規就農するには厳しいと思うが、そこでしっかり基本を教えてくれる方がいることが大事ではないか。
折越耕平(おりこしこうへい)さん