山梨県内で新規就農した農業者
お名前
古川敦朗(ふるかわあつお)さん
古川美都里(ふるかわみどり)さん
就農した年月
2024年3月
お住まい
北杜市
栽培作物
いちご
就農したきっかけ
コロナ禍に田舎暮らしを希望し長野県松本市へ夫婦で移住。「夏秋いちご」を知り、安曇野のいちご農家で1年半研修を受けた。
一生情熱をかけられる仕事がしたい、ものを作る仕事がしたいと思っていたところ、北杜市の法人が撤退した現在のいちごハウスの話をいただいた。新規就農者には広すぎるくらいだったが、始めるなら今しかないと思い、夫婦で就農した。
就農して良かった点
北杜市は移住してきた就農者が多く、真剣に営農しようと思っている人が多い。農業者それぞれの意志で力強く進んでいる地域であり、「やらなきゃいけない」と思える環境に自分も就農できて良かった。
就農して苦労している点
・北杜市大泉町は標高1,000メートルの高冷地ではあるものの、昨年今年と夏場の高温が続き、生育不良や病害虫が発生しやすく苦労している。
・まだ就農して間もないこと、また、苦労するのも解って始めたことから、その苦労も楽しめている。
技術習得のため学んだ機関や学校等
安曇野のいちご農家で1年半栽培技術を学ぶ。
生産、経営、販売等に関する現状と課題
・夏秋いちご「信大bs8-9」と「すずあかね」をあわせ12,000株栽培。3月に定植、6月から12月まで収穫。また、今年から冬いちごの栽培も行う予定。
・夏秋いちごは害虫対策や高温対策が必要なため栽培は難しい。また、いちごは毎日収穫するうえ日持ちはせず、サイズは多種で販売の際の調整に手間がかかる。
・販売については、まだ個別の販路を持っていないことから研修元のいちご農家と共同販売を実施。高級志向のスーパー、製菓業者などへ販売。
特徴ある経営
いちご栽培ではめずらしい、周年栽培に取り組もうとしているところである。
「信大bs8-9」は糖度が高く高品質ないちごであり、流通量も限られている。
将来の目標
現在、夏秋いちご12,000株を栽培。周年栽培を目指し冬いちごの栽培も始める予定。
夏秋いちごの「信大bs8-9」は、生産者それぞれが名前を付け販売することができるため、自身で命名して販売し、「糖度が高いいちご」の価値をしっかり広めていきたい。
これから就農する方々へ一言!
全く失敗しないでうまくいく人はいない。それでも前に進む覚悟を持って取り組んでください。迷い、試行錯誤があると思いますが、自分でなりたい道に、農業者になるべく、自分自身の力で立ってください。
古川敦朗(ふるかわあつお)さん
古川美都里(ふるかわみどり)さん




