山梨県内のスマート農業に取り組む農業者


左の写真:作業場に設置された枝豆精選別機 右の写真:枝豆(あけぼの大豆)収穫の様子
会社名
あけぼの農園株式会社
スマート農業を始めた年月
2022年10月
お住まい
南巨摩郡身延町
栽培作物
枝豆(あけぼの大豆)
取組内容
枝豆の選別作業に、AIと連動した「枝豆精選別機」を導入し、労力の軽減を図っている。
「枝豆精選別機」とは、事前に規格外のサンプルをAIに記憶させ、カメラで合致するものを判断してエアーで吹き飛ばすことで良品のみを残すもので、サンプルデータが蓄積されるほど精度は高まる仕様となっている。
スマート農業に取り組んだきっかけ
高齢化に伴い担い手が減少している中、課題を解消するためAIを活用した農作業機器を導入し、若手生産者の経験不足を補いながら、品質保持と生産量のアップに繋げる。
スマート農業を始めて良かった点
経験が必要で時間を要していた選別作業をスマート化することで、作業の効率化及び品質の統一化が図られた。
スマート農業を始めるに当たり苦労した点
機器の価格が高額(1台 1千万円)であるため、導入時の支援は必要不可欠。
公的支援制度(国の支援制度や資金制度等)の支援状況
活力ある水田農業支援事業費補助金
課題・要望
大豆においては精度が落ちるため、大豆用の選別機についても7年度に導入予定。
オペレーターが機器を使いこなすのに時間を要するため、操作できる者が限定されてしまうことが課題。
スマート農業を検討している方々へ一言!
人件費の削減、労力の軽減に直結するので、規模拡大には有効な手段。
今後の取組
作業が効率化されたことにより、経営規模の拡大につなげ、「あけぼの大豆」の更なる普及に努めていきたい。
あけぼの農園株式会社