山梨県内のスマート農業に取り組む農業者


左の写真:スマホアプリ 右の写真:岩下代表取締役
会社名
株式会社クピド・ファーム
就農した年
2015年
所在地
韮崎市
栽培作物
ぶどう
取組内容
1.ドローンによりぶどう園の写真を撮り、剪定作業の効率化や防除への活用を図る。
2.ぶどうの着粒数を計測し、適正な着粒数を確保し品質の向上を図る。
スマート農業に取り組んだきっかけ
ぶどうの栽培をするにあたり、圃場全体を見わたすことで剪定作業の効率化ができないかと考え、ドローンを活用し上空からの撮影を考案した。
また、着粒数計測については、安価で利便性の高い粒数計測器があれば、1房35粒~40粒の適正着粒数のチェック作業ができ、品質の安定化やB級品削減につながるのではないかと考えた。
スマート農業を始めて良かった点
ぶどうの剪定作業ををするにあたり、剪定のポイントについて目安を決めることや、従業員と共有できること。
また、適正な着粒数については、房づくり後のチェックにより房づくりの指導の徹底が図られ、品質の向上につながったこと。
スマート農業を始めるに当たり苦労した点
ドローンによる画像をつなぎ合わせてオルソ画像化するにあたり、資金が少なく高解像度のカメラの導入に苦心したこと、分かりやすく大きな図面に印刷するための技術導入が費用面で大変であった。
公的支援制度(国の支援制度や資金制度等)の支援状況
JA梨北と連携(摘粒アプリの撮影ボックス 一般社団法人 農林水産業みらい基金を活用)
課題・要望
オルソ画像について、アンドロイド版を要望されているが、資金面から足踏み状態となっている。
スマート農業を検討している方々へ一言!
農業はけっしてスマートではないが、IT環境をいかにして農業に取り入れるか、経験を活かして研究してほしい。
今後の取組
ぶどうの垣根栽培についても、画像により適正な剪定や病気対策を図る。
株式会社クピド・ファーム