近江牛が地理的表示(GI)に登録
平成29年12月15日(金曜日)、特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(地理的表示法)に基づき、近江牛(オウミウシ、オウミギュウ)の地理的表示(GI)が登録されました。
近江牛は、滋賀県で初のGI登録産品です。
近江牛は、融点が低い不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含んでおり、脂質の口溶けの良い牛肉です。約400年前から生産が続く最も古い銘柄牛のひとつであり、日本の牛肉食文化への貢献や肥育技術の高さから日本三大和牛とも称されます。
牛肉食が禁止されていた江戸時代、彦根藩は将軍家への献上のため、唯一、牛肉の生産が許されていました。琵琶湖の豊かな水に恵まれ稲作が盛んであったことから、稲わらを中心に給餌する肥育技術が発達。大正時代から肥育振興策が行われ、昭和26年には、日本初となるブランド牛肉振興団体「近江肉牛協会」を設立するなど、日本でも最も古くから和牛生産に取り組んでいます。
地理的表示(GI)保護制度は、地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産地と結び付いており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)を知的財産として国に登録することができる制度で、これまでに全58産品が登録されています。
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近江牛 |
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GIマーク |
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担当者:地理的表示担当
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