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近畿農政局

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地理的表示近畿地域登録産品


「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。

近畿地域において地理的表示制度に登録された産品をご紹介します。
令和7年3月18日、新たに「京賀茂なす」(京都府)が登録されましたので、近畿管内では、現在17産品が登録されています。(令和7年3月18日現在)

近畿地域の地理的表示(GI)登録産品

近畿地域のGI登録産品一覧表(産品写真をクリックすると各産品の詳細紹介へ移動します)

登録番号 名称 登録生産者団体 生産地
2   但馬牛   神戸肉流通推進協議会   兵庫県内
3   神戸ビーフ   神戸肉流通推進協議会   兵庫県内
12   三輪素麺   奈良県三輪素麺工業協同組合
  奈良県三輪素麺販売協議会
  奈良県全域
37   万願寺甘とう   全国農業協同組合連合会   京都府綾部市、
  舞鶴市及び福知山市
39   紀州金山寺味噌   紀州味噌工業協同組合   和歌山県内
56   近江牛   一般社団法人滋賀県畜産振興協会   滋賀県内
78   佐用もち大豆   佐用もち大豆振興部会   兵庫県佐用郡佐用町
85   伊吹そば   伊吹そば生産組合   滋賀県内
108   わかやま布引だいこん   わかやま農業協同組合    和歌山県和歌山市
   布引地区、内原地区、
   紀三井寺地区、毛見地区
122   近江日野産日野菜   グリーン近江農業協同組合    滋賀県蒲生郡日野町
133   あら川の桃   あら川の桃振興協議会    和歌山県紀の川市
   桃山町及び紀の川市竹房
137   富田林の海老芋   富田林海老芋振興協議会    大阪府富田林市
   (彼方、西板持、東板持、
   南大伴、北大伴、錦織)
144   淡路島3年とらふぐ   福良漁業協同組合    兵庫県淡路島福良湾
150   水口かんぴょう   甲賀農業協同組合    滋賀県甲賀市水口町
154 揖保乃糸   揖保乃糸    兵庫県手延素麵協同組合   兵庫県
161 泉州水なす   泉州水なす NEWアイコン   全国農業協同組合連合会   大阪府岸和田市、泉大津市
  貝塚市、泉佐野市 、和泉市
  高石市、泉南市、阪南市
  泉北郡忠岡町、泉南郡熊取町
  田尻町及び岬町
165 京賀茂なす   京賀茂なす NEWアイコン       上賀茂特産野菜研究会   京都府京都市北区、左京区

近畿地域のGI登録産品集を見る(産品集に移動します)

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登録産品詳細

但馬牛(登録番号 第2号)

但馬牛の牛肉

但馬牛放牧



但馬牛ブロンズ
【名称】
但馬牛(タジマギュー)
但馬ビーフ(タジマビーフ)
TAJIMA BEEF

【登録日】
平成27年12月22日


【生産地】
兵庫県内


【登録生産者団体】
神戸肉流通推進協議会

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇神戸肉流通推進協議会

【特性】
兵庫県北部の但馬地方の山あいで長い歳月をかけ改良が重ねられた但馬牛を素牛として肥育し、A・B2等級以上に格付けされた枝肉であり、肉そのものが柔らかい。
【地域との結びつき】
素牛である但馬牛は、約1200年も昔から兵庫県北部の但馬地方の山あいで農耕に用いられた役牛が由来。明治期に肉牛として遺伝的に良質な血統であることが認識された。兵庫県の県有種雄牛のみを歴代に亘り交配し、長い歳月をかけ改良が重ねられた種雄牛と同じく県内の但馬牛を交配した良質な肉質の肉用牛。


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神戸ビーフ(登録番号 第3号)

神戸ビーフ

神戸牛牛舎

神戸牛パネル但馬牛ブロンズ
【名称】
神戸ビーフ(コウベビーフ)
神戸肉(コウベニク)
神戸牛(コウベギュー)
KOBE  BEEF

【登録日】
平成27年12月22日


【生産地】
兵庫県内


【登録生産者団体】
神戸肉流通推進協議会

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇神戸肉流通推進協議会




【特性】
兵庫県北部の但馬地方の山あいで長い歳月をかけ改良が重ねられた但馬牛を素牛として肥育し、A・B4等級以上でBMSNo6以上に格付けされた枝肉であり、最高級の霜ふり肉。

【地域との結びつき】

素牛である但馬牛は、約1200年も昔から兵庫県北部の但馬地方の山あいで農耕に用いられた役牛が由来。明治期に肉牛として遺伝的に良質な血統であることが認識された。兵庫県の県有種雄牛のみを歴代に亘り交配し、長い歳月をかけ改良が重ねられた種雄牛と同じく県内の但馬牛を交配した良質な肉質の肉用牛。


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三輪素麺(登録番号 第12号)

三輪素麺

素麺さばき

素麺料理

【名称】
三輪素麺(ミワソウメン) 、Miwa Somen

【登録日】
平成28年3月29日


【生産地】
奈良県全域

【登録生産者団体】
奈良県三輪素麺工業協同組合
奈良県三輪素麺販売協議会

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇奈良県三輪素麺工業協同組合
〇三輪素麺振興会


にゅう麺料理
【特性】
約1300年前の奈良時代に生産が始まり、三輪地方が手延べ素麺発祥の地と伝えられている。しっかりとしたコシの強さから、伸縮性に優れており、非常に細い製麺が可能であることと、茹で上げ後の茹で伸びが抑制される。

【地域との結びつき】

手延べ素麺発祥の地とされている。毎年2月5日、全国の手延べ素麺産地の関係者が一同に会し、大神(おおみわ)神社で「卜定祭(ぼくじょうさい)」が営まれている。昭和40年代以降、家内工業として広く受け入れられ県下全域に広がった。


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万願寺甘とう(登録番号 第37号)





【名称】
万願寺甘とう(マンガンジアマトウ)
Manganji Amato

【登録日】
平成29年6月23日


【生産地】
京都府綾部市、舞鶴市及び福知山市

【登録生産者団体】
全国農業協同組合連合会

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇万願寺甘とう
〇丹の国農業協同組合
〇全農京都府本部






【特性】
辛み成分のない甘味種とうがらし。ピーマンのような肉厚な果肉を有する。大型果であるが果肉は柔らかく、丸ごと食べられる。肩部のくびれとやや湾曲した果形が特徴。さわやかな甘い香りと、ほのかなとうがらしの香りが匂う独特の風味。

【地域との結びつき】

舞鶴市万願寺地区で「伏見とうがらし」が自然交雑して誕生した「万願寺甘とう」の在来種を基に京都府が品種「京都万願寺2号」を育成。種子の採種など品種の維持については、生産地の生産者部会と地元JAによって管理されており、この地域でしか生産できない。


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紀州金山寺味噌(登録番号 第39号)

金山寺味噌

麹

混合
【名称】
紀州金山寺味噌(キシュウキンザンジミソ)

【登録日】
平成29年8月10日


【生産地】
和歌山県

【登録生産者団体】
紀州味噌工業協同組合

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇紀州味噌工業協同組合




【特性】
和歌山県内で伝統製法により生産されている食べる味噌。野菜を麹と一緒に仕込み、発酵・熟成させているため、麹と野菜の味とが溶け合い、味がまろやかである。また、粒が残った状態でも柔らかな食感である。

【地域との結びつき】

金山寺味噌は鎌倉時代に中国の径山寺から和歌山県に持ち帰られた味噌の製法を起源とする説が有力であり、和歌山県が金山寺味噌発祥の地とされている。1948年頃に、現在の製法が確立し、その後、確立した製法により和歌山県内で継続して生産されている。


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近江牛(登録番号 第56号)

近江牛牛肉琵琶湖


近江牛牛肉


近江牛ステーキ
【名称】
近江牛(オウミウシ、オウミギュウ)
OMI BEEF

【登録日】
平成29年12月15日


【生産地】
滋賀県

【登録生産者団体】
一般社団法人 滋賀県畜産振興協会

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇滋賀県畜産振興協会
〇近江牛肉牛協会
〇「近江牛」生産・流通推進協議会



近江牛放牧

【特性】
融点が低い不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含んでおり脂質の口溶けが良い。約400年前から生産が続く最も古い銘柄牛のひとつであり、日本の牛肉食文化への貢献や肥育技術の高さから日本三大和牛とも称される。

【地域との結びつき】

牛肉食が禁止されていた江戸時代、彦根藩は将軍家への献上のため、唯一、牛肉の生産が許されていました。琵琶湖の豊かな水に恵まれ稲作が盛んであったことから、稲わらを中心に給餌する肥育技術が発達。大正時代から肥育振興策が行われ、昭和26年には、日本初となるブランド牛肉振興団体「近江肉牛協会」を設立するなど、日本でも最も古くから和牛生産に取り組んでいます。


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佐用もち大豆(登録番号 第78号)

佐用もち大豆

大豆圃場

大豆
【名称】
佐用もち大豆(サヨウモチダイズ)
Sayo Mochidaizu

【登録日】
令和元年5月8日


【生産地】
兵庫県佐用郡佐用町

【登録生産者団体】
佐用もち大豆振興部会

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇佐用町役場


フラグ

【特性】
グリシニン(タンパク質)含有量が多く、加熱するともちもちした食感を有する在来種の大豆。一般的な品種と比較すると大粒で約3割重く、ショ糖をはじめとした糖質含量が高く甘味が強い。大豆を専門に取り扱う流通業者からこれらの品質が高く評価されている。

【地域との結びつき】

耕地は千種川水系の川砂が混ざった水はけの良い肥沃な土壌で大豆の生育に適している。また、登熟期に当たる9月から収穫される12月まで10度以上の昼夜の寒暖差が得られ、子実の肥大が良好である。地域では、種子専用ほ場を設け、原々種、原種、種子の厳格な管理を行い、品種固有の特性や形質、純度の維持に努めている。


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伊吹そば(登録番号 第85号)

伊吹そば


伊吹そば畑


そば収穫
【名称】
伊吹そば(イブキソバ)、Ibuki Soba
伊吹在来そば(イブキザイライソバ)、
Ibuki Zairaisoba

【登録日】
令和元年9月9日


【生産地】
滋賀県米原市

【登録生産者団体】
伊吹そば生産組合

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇伊吹在来そば公式サイト
〇米原市役所




そばぼん
【特性】
伊吹山中腹で栽培されてきた在来種で主に直径4.5mm以下の小粒なそば。甘皮(種皮)の部分が多く、それに由来する緑の色調や香りが強く出る。また、うま味と甘みは他の優良品種と比べても遜色がなく、製粉業者やそば店から高く評価されている。
【地域との結びつき】
元来の生産地のある姉川上流域は、斜面地で水はけが良く、周囲を山に囲まれ他品種との交雑が生じにくい環境であり、また、米原市は、水はけの良い扇状地上や黒ボク土の圃場を擁し、そば栽培に適する。姉川上流域を通常の採種場とすることにより、在来種を保全しつつ安定した生産を確保する体制を確立し、それより下流の米原市内へと生産域を拡大した。


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わかやま布引だいこん(登録番号 第108号)



だいこん畑

収穫
【名称】
わかやま布引だいこん
(ワカヤマヌノヒキダイコン)
Wakayama Nunohiki Daikon

【登録日】
令和3年5月31日


【生産地】
和歌山県和歌山市布引地区、内原地区、
紀三井寺地区、毛見地区


【登録生産者団体】
わかやま農業協同組合

フォトレポート1
フォトレポート2

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇和歌山農業協同組合



収穫

【特性】
⽣産地である和歌⼭市布引地区、内原地区、紀三井寺地区、⽑⾒地区の砂質⼟壌で⽣産される⻘⾸⼤根で、根部の上から下まで太さがそろいヒゲ根が少なく、⽑⽳が浅く肌のきめが細かい。また、市場関係者からも、産品の品質の良さが評価され、⾼値での取引に繋がっている。

【地域との結びつき】

⽣産地の砂質⼟壌は、通気性、排⽔性に富み⼟中深くまで酸素の供給が良く、しかも柔らかい⼟壌のため、産品の⽣育には好適であり、⼀級河川の紀ノ川も近く地下⽔も豊富なため⽔管理も容易である。また、系統試験と収穫適期の設定については、平成11年以降、当初の⽣産者を中⼼とした実施から、わかやま農業協同組合が引継ぎ、管理を徹底している。


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近江日野産日野菜(登録番号 第122号)





日野菜ハタ
【名称】
近江日野産日野菜(オウミヒノサンヒノナ)
Omi Hinosan Hinona

【登録日】
令和4年10月21日


【生産地】
滋賀県蒲生郡日野町

【登録生産者団体】
グリーン近江農業協同組合

フォトレポート
フォトレポート2

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇グリーン近江農業協同組合




 日野菜出荷

【特性】
ほっそりとした形と酢のみで安定的にさくら色を発色するほど根の上部まで濃い赤紫の色調を呈している。

【地域との結びつき】

室町時代に日野の鎌掛(現在の滋賀県蒲生郡日野町)で発見された品種(かぶ)を起源とし、交雑防止のため春先に地域に咲く黄色い花を全て苅り取る「雑菜苅り」(ざつなかり)の風習や、原種の管理組合を設立するなど、地域が一体となって保全に取り組んでいる。


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あら川の桃(登録番号 第133号)


あら川の桃あら川の桃


日川白鳳


桃源郷


【名称】
あら川の桃      (アラカワノモモ)
Arakawa no Momo、Arakawa Peach

【登録日】
令和5年7月20日


【生産地】
和歌山県紀の川市桃山町及び紀の川市竹房

【登録生産者団体】
あら川の桃振興協議会

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇あらかわの桃振興協議会


桃の木
【特性】
外観に優れ良好な⾷味や数百年に及ぶ歴史と知名度の⾼さから、卸売市場では⾼価格で取引されている。
開花期のピンク⾊の絨毯を敷き詰めたような桃源郷をも思わせる絶景は、多くの観光客が⾜を運び、この地域の季節を感じさせる⾵物詩となっている。

【地域との結びつき】

温暖な気候と排⽔の良い砂礫⼟壌といった⾃然条件を背景に、江⼾時代から「桃」が栽培され、⻑年の栽培技術等の積み重ねにより⾼品質な「桃」の⽣産を確⽴しており、地域全体の⽣産振興により「⼀⽬⼗万本」と⾔われる一体的な桃畑が形成されている。


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富田林の海老芋(登録番号 第137号)

富田林の海老芋








【名称】
富田林の海老芋(トンダバヤシノエビイモ)
Tondabayashi-no-Ebiimo

【登録日】
令和5年7月20日


【生産地】
大阪府富田林市(彼方、西板持、東板持、南大伴、北大伴、錦織)

【登録生産者団体】
富田林市海老芋振興協議会

フォトレポート

関連リンク

〇産品概要(農林水産省)



 
【特性】
その名の由来とされる海⽼のような湾曲した形状と縞模様が特徴である。
⾷味としてのほくほく感の指標である乾物率が他産のものより⾼く、滑らかな⾆触りから⾼級⾷材として、通常の⾥芋より⾼値で取引され、京都や東京の料亭などから重宝されている。

【地域との結びつき】

⼤阪府富⽥林市⻄板持地区を中⼼に栽培されている在来種から選抜、育成された⾥芋である。
⽣産地は、⽔⽥地帯であったことから⽔路が発達するとともに、⽯川の氾濫によって形成された砂礫に⽔⽥⼟が堆積した⽔はけのよい⼟壌。⽣育に⼤量の⽔を必要とする⼀⽅、⽔はけが悪いとすぐに傷んでしまう海⽼芋の栽培に適している。
海⽼のような曲がりを⽣むための畝⽴技術が地域で承継されている。


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淡路島3年とらふぐ(登録番号 第144号)





  

【名称】
淡路島3年とらふぐ(アワジシマサンネントラフグ)
Awajishima 3nen Torafugu

【登録日】
令和6年1月29日


【生産地】
兵庫県淡路島福良湾

【登録生産者団体】
福良漁業協同組合

フォトレポート


関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇福良漁業協同組合




【特性】
一般的な養殖とらふぐの1.5~2倍と大きく、引き締まった身質と歯ごたえ、濃厚な味などが需要者から評価され高値で取引。「とらふぐ」目当ての観光客が増えるなど、冬の淡路島を代表するブランドとして定着。

【地域との結びつき】

困難といわれる3年養殖に漁業者が一丸となって取り組んだことで長期養殖の技術が向上するとともに、地域の観光、宿泊、飲食業など多様な関係者と連携したPRを継続し、「3年とらふぐ」の産業化に全国で初めて成功。鳴門海峡の日本一速い潮流の影響を受け、とらふぐの運動量が増えることで身質等が向上。


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水口かんぴょう(登録番号 第150号)


水口かんぴょう





【名称】
水口かんぴょう(ミナクチカンピョウ)
Minakuchi Kanpyo

【登録日】
令和6年3月27日


【生産地】
滋賀県甲賀市水口町

【登録生産者団体】
甲賀農業協同組合



フォトレポート


関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇甲賀農業協同組合

 



【特性】
調理した際に、やわらかく、味がよく染み込むのが特徴。江⼾時代から「かんぴょう」の名産地とされ、春の祭礼などで⾷べられている郷⼟料理「宇川ずし」には⽋かせない⾷材としてふんだんに使われるなど、
地元の⾷材として代々受け継がれ地域の⾷⽂化として根付いている。

【地域との結びつき】
滋賀県甲賀市⽔⼝町の在来種由来の⼣顔を原料とし、温⾵乾燥をしない昔ながらの天⽇⼲しが今も受け継がれている。
400 年に及ぶ⽣産の歴史を有し、初代歌川広重の「東海道五拾三次之内⽔⼝」(保永堂版・天保 4(1833)年頃)にも「名物⼲瓢」として「かんぴょう」の製造の様⼦が描かれている。

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揖保乃糸(登録番号 第154号) 


揖保乃糸









【名称】
揖保乃糸(イボノイト)
IBONOITO

【登録日】
令和6年8月27日


【生産地】
兵庫県

【登録生産者団体】
兵庫県手延素麵協同組合




関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇兵庫県手延素麵協同組合






【特性】
茹で伸びしにくく滑らかな舌触りとコシのある歯切れの良い食感を有しており、手延素麺では日本一の生産量を誇るなど、名品として高い認知を得ている。

【地域との結びつき】
生産地では、揖保川流域の肥沃な土壌を背景に、小麦と水車製粉による小麦粉の生産が盛んであった上、近隣の良質な赤穂塩の入手が容易であったため、古くから素麺作りが行われてきた。
約600 年に渡る「手延製法」と、「厄」と呼ばれる専用倉庫での熟成方法など、特有の製法を受け継いできた。
明治27 年には、統一基準による製品検査と等級分けを導入し、製品の品質と信頼性を高めるとともに、生産地を流れる揖保川の名に因んだ「揖保乃糸」に名称を統一した。

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泉州水なす(登録番号 第161号) NEWアイコン


収穫まえ



泉州水なす



ハウス内の泉州水なす


【名称】
泉州水なす(センシュウミズナス)
Sensyu Mizunasu、OSAKA MIZUNASU、大阪紫晶茄

【登録日】
令和7年1月30日


【生産地】
大阪府岸和田市、泉大津市、貝塚市、泉佐野市、和泉市、高石市、泉南市、阪南市、泉北郡忠岡町、泉南郡熊取町、田尻町及び岬町

【登録生産者団体】
全国農業協同組合連合会


フォトレポート


関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇全農大阪府本部





調理

【特性】
絞ると水がしたたり落ちるほど多くの水分を含み、果皮と果肉が柔らかで、ほのかな甘みがあり、皮が薄くあくが少ないのが特徴である。
泉州地域を代表するブランド野菜であり、漬物や郷土料理に使用されるなど地域の食文化に定着しており、大阪を代表する土産物・贈答品としても人気である。

【地域との結びつき】
江戸時代初期から泉州地域で栽培されており、他地域で栽培すると形質が変わると言われ、同地域の門外不出の特産品とされていた。
優良系統品種の選定や栽培技術向上の取組を重ね、色味や食味を高めるとともに、マス・メディアへのプロモーションを行ったことで、全国的な認知が進んだ。

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京賀茂なす(登録番号 第165号) 


京賀茂なす



収穫時の京賀茂なす



収穫後の水なす


【名称】
京賀茂なす(キョウカモナス)
Kyo Kamonasu

【登録日】
令和7年3月18日


【生産地】
京都府京都市北区、左京区

【登録生産者団体】
上賀茂特産野菜研究会




関連リンク

〇産品概要(農林水産省)

〇上賀茂特産野菜研究会




なす田楽

【特性】
正円形でヘタに大きな棘があり、黒光りする紫色の外観を特徴とする大型の丸なすである。
肉厚でとろみが強いものの加熱しても煮崩れしないため、地域の伝統料理である「なすの田楽」をはじめ会席料理などでも重宝され、市場や料亭などの実需者からも高く評価されている。

【地域との結びつき】
賀茂川と高野川に挟まれた肥沃な黒ボク土の扇状地である上賀茂地域は、農村地帯として栄え、江戸時代から大型の丸なすが栽培され、明治時代以降、賀茂なすが地域の特産品として定着した。
昭和後期、他地域で小ぶりな賀茂なすの生産が広がる中、賀茂なすの特性と品質を守るため、固定種の自家採種と伝統的栽培技術の伝承に取り組み、平安時代からの振り売りの文化を今に伝えている。
京都最古級の上賀茂神社との繋がりも深く、葵祭のなす奉納式や正月に神饌としても用いられる。

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近畿のGI登録産品集

近畿地域でGI登録された産品を紹介する冊子を作成しました。近畿GI登録産品集(PDF : 7,747KB)
近畿MAP


但馬牛


産品集に関するお問い合わせは近畿農政局輸出促進課GI担当まで


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お問合せ先

経営・事業支援部輸出促進課 地理的表示担当

担当者:地理的表示担当者
ダイヤルイン:075-414-9025

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