「農山漁村発イノベーションの推進」及び「日本の農政における課題」について講義ー出張講座「奈良佐保短期大学」ー
令和4年8月8日(月曜日)、近畿農政局大内次長が講師となり、奈良佐保短期大学生活未来科の学生15名に出張講座を実施しました。
これまで農林水産省では、農林水産物の付加価値を高め、農林漁業者の所得向上のため農林漁業の6次化に取り組んできました。令和4年度からは、この6次化を進展させ地域の文化・歴史や森林、景観など農林水産物以外の多様な地域資源も活用し、農林漁業者や地元企業なども含め付加価値を創出していく「農山漁村発イノベーション」を推進しています。大内次長からは、6次産業を推進している理由や農村のマネジメントによる地域の雇用・所得の創出、事例の紹介などを行いました。
また、農政における課題として、ウクライナ情勢が世界の穀物需要へ与える影響、日本の食料自給率、農業者の高齢化や新規就農者の状況、農林水産物・食品の輸出や2050年に向けたカーボンニュートラル等の環境負荷軽減のイノベーション推進、「みどりの食料システム戦略」について幅広く説明を行いました。
講義後のアンケートではウクライナ情勢や日本の食料自給率などにも興味をもったと回答する学生が多くおられました。
講義を行う大内次長
講義の様子
出張講座について
近畿農政局は、学生の皆さんに対し、食料・農業の現状や、関係する政策等を幅広く紹介することを通じて、次世代を担う若い方々に、将来、食や農業、地域の活性化等に深く関心を有し、社会をリードする人材となってもらうことを目的として、出張講座を実施しています。農産物の生産、食の安全と消費者の信頼確保、和食など、食料・農業・農村に関心をお持ちの大学であれば、学部・学科は問わず、講義・ゼミの1コマ等、ご希望に合わせて対応します。
随時受付をしておりますので、下記ページの「出張講座申し込みフォーム」からお申し込みください。
https://www.maff.go.jp/kinki/kikaku/senryaku/syutyoukouza.html
お問合せ先
近畿農政局企画調整室
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