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近畿農政局

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「農業生産・流通・消費の現状について」 「持続可能な食料システムの構築に向けて」講義―出張講座「大阪公立大学」―

-「大阪公立大学」-

令和7年2月27日(木曜日)、大阪公立大学において、近畿農政局犬飼次長が講師となり、農学及び獣医学を学ぶ学生に対して、「農業生産・流通・消費の現状」及び「持続可能な食料システムの構築に向けて」をテーマとした出張講座を実施しました。
農業を巡っては、基幹的農業従事者の年齢構成に偏りがあり20年後の中心となる層が2割しかいないこと、担い手を確保する方法として農地を借りて農業を行う企業参入があること、半農半Xや農福連携といった人材確保について説明を行いました。また農地については、鳥獣被害が農家の心理や収入に多大なダメージを与え、耕作放棄地が増える要因になっていること、農地を集約することで、農作業の効率化がはかれることを説明しました。
持続可能な食料システムの構築については、みどりの食料システム戦略、新たな食料・農業・農村基本法について説明を行った他、みえるらべるやJ―クレジット制度、スマート農業や環境負荷低減技術について説明しました。
講義を受けた学生からは、「鳥獣による農作物の被害が思っていたより多くて驚いた。」「みどりの食料システムについては初めて聞きました。生産者、流通者、消費者などが一丸となって行う取り組みは素敵だと思いました。有機食品については最近よく耳にするのでその実態について知れて面白かったです。」などの感想がありました。



                               講義をする犬飼次長
                                  
            
                            

                                       講義の様子         


近畿農政局は、学生の皆さんに対し、食料・農業の現状や、関係する政策等を幅広く紹介することを通して、次世代を担う若い方々に、将来、食や農業、地域の活性化等に深く関心を有し、社会をリードする人材の育成を目的として、出張講座を実施しています。 農産物の生産や食の安全と消費者の信頼確保、和食に関すること等、農業や農村、食料等に興味・関心のある大学であれば、学部・学科は問わず、講義・ゼミの1コマ等、御希望に合わせて対応します。 随時受付をしておりますので、下記ページの「出張講座申し込みフォーム」からお申し込みください。

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