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近畿農政局

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牡丹花の魅力を世界へ

大阪市|株式会社JF鶴見花き


近畿管内で輸出に取り組む企業などに話をうかがうこのコーナー。今回は、大阪市鶴見区で花きの輸出に取り組まれている株式会社JF鶴見花きの代表取締役社長の森川 長栄さんに話を伺いました。

輸出の概要メガホンのイラスト

輸出に取り組む企業 担当者インタビュー メガホンのイラスト

――貴社は、平成29年度から、牡丹やつつじ、あじさいなどの輸出に取り組まれています。いきなりですが、輸出にあたり、花き特有の課題は、あったんですか?

(森川)
まず、梱包の問題がありましたね。花きは、船便輸送するにあたり、輸出先の検疫条件として全て段ボール箱での梱包が必要な場合がありました。

――その際は、どんな対応をなされたんですか?

(森川)
産地から輸出専用ケースで梱包して輸送することにしました。ケースの使用により、商品荷傷みなどによるクレームは皆無になりました。おかげで、牡丹の他つつじ等多くの商品についても輸出の提案が行いやすくなりましたね。

――花きの品質を保つ上でも効果があったと。他にも花きならではの課題はありましたか?

(森川)
あとは、土ですね。シンガポールへの輸送に関しては、我々は、鉢物は土付きで輸出するんです。産地検疫の際病害虫対策などのため、相手国によっては、消毒履歴の提示が必要でした。そこで、産地の島根県自体が牡丹輸出を旧来より行っていたことに着目し、輸出に係る情報を共有しました。おかげで、日本側の植物検疫での不合格は現在のところゼロになりましたね。

――産地との情報共有により、輸出の手続きが効率化されたんですね。今後の目標をおきかせください。

(森川)

花きの輸出は、商品は安定的に供給できますが、輸送費が高いために継続的な取引は難しいなどの課題もあります。それでも、全国花き輸出拡大協議会との連携などにより、他の商品の提案など今後もプロモーション活動を継続的に行い拡大を進めていきたいと思います。

※本内容は、新型コロナウイルス感染症対策のため、対面によらない、電話等の方法でやり取りをしています。

産地で専用ケースに梱包

産地で専用ケースに梱包

産地で専用ケースに梱包

上海での日本産花き展示会

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