プレスリリース
和歌山県の有田・下津地域が新たに世界農業遺産(GIAHS)に認定されました!
~「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」、近畿農政局管内では世界農業遺産4地域に~
〇近畿農政局管内から新たに和歌山県の有田・下津地域が世界農業遺産に認定。 〇日本国内の世界農業遺産認定地域は17地域、近畿農政局管内では4地域に。 |
1.概要
世界農業遺産とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ(※1)及びシースケープ(※2)、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった地域を、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域として、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。有田・下津地域は世界農業遺産への認定を令和5年10月に国際連合食糧農業機関(FAO)へ申請しました。奥出雲地域は令和3年10月に申請しています。FAOによる審査の結果、このたび、新たにこの2地域が世界農業遺産に認定されました。これにより日本国内の世界農業遺産認定地域は17地域となりました。近畿農政局管内の認定地域は、みなべ・田辺地域(和歌山県)、琵琶湖地域(滋賀県)、兵庫美方地域(兵庫県)とあわせ4地域となりました。
各地域への取材については以下「3.地域への連絡先」にお問い合わせください。
(※1)ランドスケープ:土地の上に農林水産業の営みを展開し、それが呈する一つの地域的まとまり
(※2)シースケープ:里海であり、沿岸海域で行われる漁業や養殖業等によって形成されるもの
2.地域の概要
有田・下津(ありだ・しもつ)地域この地域の農家は約400年以上前から、みかん栽培のため傾斜地に石積み階段園を築き上げてきました。現在では、海岸部から内陸部まで広がる壮大な景観を形成しています。また、その園地では土地ごとの日当たり、気温、土壌などの自然条件の違いに応じた品種の選定や栽培技術、苗木の地域内生産による産地の基盤形成、貯蔵技術(蔵出し)等により、高品質な温州みかんが生産されています。
有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_arida_shimotsu.html
3.地域への連絡先
<有田・下津地域>和歌山県里地里山振興室 担当:岡田
電話:(073)441-2867
4.添付資料
世界農業遺産とは(PDF : 627KB)近畿農政局管内の農業遺産認定地域(PDF : 684KB)
その他
農林水産省プレスリリースhttps://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kantai/250827.html
お問合せ先
近畿農政局 農村振興部 農村環境課
担当者:木村、上村、大西
代表:075-451-9161(内線2450、2453、2456)
ダイヤルイン:075-414-9052