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近畿農政局

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キラリ現場にて(2017年7月)

地域活性化へ、若手就農希望者を育成!~株式会社 王珠~



  兵庫県の雇用就農者独立支援事業を用い、将来の兵庫県農業を担う就農希望者を受け入れ、宝塚市西谷地区で野菜を栽培されている、株式会社王珠の代表取締役で認定農業者の中西健二さん(34歳)にお話を伺いました。

 両親が農業をしていたこともあり、小さな頃から手伝いをするうち、自然と農業に携わるようになり、平成21年4月に両親から独立しました。
 現在は、妻と就農希望者1名、パート7名で、露地栽培(なす・太ネギ・オクラ・黒枝豆等)約70aと、施設栽培(トマト・イチゴ・きゅうり等、約45aで、多品目の野菜を栽培しています。
 出荷先は、地元JAを通して直売所や百貨店へ、また直接地元のスーパーやホテル、ケーキ屋などにも出荷しているほか、観光農園として春期にイチゴ狩りを行っていますが、来年からはトマトのオーナー制も導入したいと考えています。
 土づくり畝づくりから手間をかけており、天候に左右されるのが一番苦労しますが、農業は時間に自由が効くので、家族と過ごす時間が多く、疲れも癒やされます。
 最後に、西谷地区の将来を考えた時、今一番気に掛かることは、後継者を育てることであり、20歳代の若手就農希望者を育て、地区内で独立してもらうことだと熱く語られました。

取引先との会話を大切にしています~赤穂郡上郡町 門積良幸さん~



 門積良幸さん(39歳)は平成20年に茨城県の農業法人を退社後、故郷の上郡町でUターン就農し、現在は就農を目指す研修生の受け入れもされています。
 就農から現在に至る経過や将来の夢についてお話を伺いました。

 平成10年に茨城県の農業専門学校を卒業後、同県内の農業法人に就職して、ベビーリーフの生産部門を任され、平成17年からは、パラオ共和国の農園へ出向していましたが、出向を終える年に上郡町に帰り就農することを決めました。
 施設整備では、新規就農者向けの融資制度なども活用し、現在、私と正社員1名の2名体制を基本に、研修生2名と8棟のハウス約25aで「ひょうご安心ブランド」の認証を取得したベビーリーフ、露地で西洋野菜約30a、水稲約60aを栽培しています。
 野菜の取引先は主に飲食店で、朝採れを自ら配達しています。
 求められるもの、良いものを届けたいので、取引先との会話を大切にしながら、野菜の注文を受けています。
 また、就農当初から余暇を大切にしたいと考えていたので、農場は週休2日が基本です。そのため、土日に収穫しなくて済むよう工夫しながら作業を行っています。
 今後は上郡町の代名詞となるような野菜を育て、美味しい野菜の産地と思われるようなブランド特産物を作ることが夢です。




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