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近畿農政局

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キラリ現場にて(2017年9月)

コウノトリの里・豊岡で、20種類以上のぶどうを栽培~田中農園~



 豊岡市下鶴井地区で、巨峰・ピオーネをはじめ20種類以上の品種のぶどうを栽培されており、6次産業化の認定事業者でもある田中農園代表の田中秀幸さん(37歳)にお話を伺いました。

 50年以上続くぶどう農家で、本人、妻、両親、アルバイト等(3~4名)で、ぶどう130a、イチジク5aを栽培しており、平成26年に新たにオープンしたウッド調の落ち着いた雰囲気の直売所(FRUIT HARVEST田中農園)では、夏秋の収穫期に、ぶどうの直売や併設しているカフェでぶどうのスイーツが楽しめる他、ぶどう狩り体験も行っています。
 お客様に安心で新鮮な美味しいぶどうを食べて頂きたいと、有機肥料を使って自然にやさしい土作りに力を入れ、人と環境にやさしい栽培方法でぶどう作りを行い、「ひょうご安心ブランド」や豊岡市の「コウノトリの舞」農産物の認定を受けています。
 栽培技術や新品種の導入、様々なアイデアの情報収集を積極的に行っており、経営に反映しています。また、地元小学校の課外授業を通して、食べ物の成り立ちや大切さを伝える活動や地元のJA青年部活動等にも参加しています。
 将来は、ぶどう園が豊岡市の定番の観光地となる事を目指しており、近隣のぶどう農家が高齢化等により廃園となった果樹園を借受けての規模拡大や、「ぶどう狩り体験」の栽培面積拡大、関連施設の拡充を考えています。

田舎暮らしに憧れて農業未経験で移住~農事組合法人三日月特産加工組合~




 「農事組合法人三日月特産加工組合」の組合長理事の岡田真希子さんに活動の状況などについてお話を伺いました。

 岡田さんは、農産物加工処理施設、特産品直売所、お食事処、そば処が一体となった「味わいの里三日月」の運営に参画するほか、兵庫県女性農業士として、地域の若手女性農業者へ積極的に声かけし、悩みなどを相互に相談できる体制を構築するなど、地域の活性化への寄与が評価され、男女共同参画優良事例表彰で、経営参画優秀賞を受賞されました。
 田舎暮らしに憧れ、農業をするつもりで20年前に東京から三日月町に夫婦で移住して来ました。とはいっても、当時は二人とも農作業の経験はなく、少し授業を受けた程度でしたので、地元の先輩農家のもとで半年間研修をさせてもらい、町役場や普及センターからも支援をいただきました。
  現在は、夫と7棟16aで花壇苗のハウス栽培を行っています。
 移住者の私たちを快く受け入れてくれた地域への恩返しになればと、地域の役員を引き受けていくうちに組合長理事に推薦をいただきました。私には施設運営の経験などありませんので、従業員の皆さんに色々と助けていただきながら、学ぶことも多く、また、農家だけをしていては知り合えない方との出会いがあることも有難いと思います。
 現在の組合長理事という立場で今後を考えると、過疎高齢化が進む中で「味わいの里三日月」は、人が集まる場としても雇用の場としても大切なので、地域農業の活性化と連携させて地域の中心として盛り上げていきたいと考えています。
  ※市町村合併により、現在は佐用町 




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