大規模経営により効率化を追求。地域農業を守りたい。 (2021年11月)
小野市で水稲を主体に豆類や各種野菜を栽培されている、北山農産有限会社の代表取締役 北山高秀さんにお話を伺いました。

農業を始めたきっかけは
以前は農業にはあまり興味がなく、10年ほど会社員として勤めていましたが、長男ということもあり1996年(30歳の頃)に、「マルキタ醬油」を営みながら農業をしている家業を継ぎました。
この頃は元々の醤油製造・販売業が主で、農業は個人経営で小規模でしたが、地域の農家の高齢化に伴い受託面積が年々増え、2003年には法人化して取り組むようになりました。
農業はやればやっただけの見返りがあり“美味しい”と言ってもらえることで、もっともっとやる気が出てきます。また、田畑を守っているという地域の皆様からの感謝の気持ちもやりがいとなっています。

露地野菜
どのような農業をされていますか
米主体に多様な作物を手掛けており、大規模経営となっていますが、従業員2名という少人数で効率よく作業しています。
現在は水稲(山田錦が7割程度)と豆類、露地栽培の各種野菜、ハウスのアスパラガスなども併せて取り組んでおり、品質のいい物をつくるためにも作物の栽培期間を効率良く組み合わせ、農作業の平準化と年間を通じて一定の収益を確保しています。

今後の目標や経営展開は
来年から就農する予定の息子も加え、さらに多様な作物にチャレンジしながら、今後も増えていくことが予想される受託面積に対応した栽培の効率化を目指し、より発展させたいと思っています。
今後は、大規模農家と連携の上、集落営農の立ち上げに協力しながら地域農業を守っていきたいと考えています。
お問合せ先
近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941(内線242)
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