このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

移住して5年・地域で任される存在に ~遊楽里農園代表・中島秀志さん~

宍粟市で農薬・化学肥料を使用しない農業とカフェ経営をされている遊楽里農園代表の中島秀志さんにお話を伺いました。




農業を始められたきっかけは?

以前は石川県に住んで会社勤めをしていましたが、50歳になったら農園とカフェをやりたいと考え、2017年に宍粟市に移住しました。兵庫県が親身になって移住相談に乗ってくれたことと、移住先見学ツアーで良い物件が見つかったことが宍粟市に移住する決め手になりました。

たつの市の農園で1年間修行した後、遊楽里農園を始めると同時に、農園内の野菜を使ったランチのお店「自然菜園cafe遊楽里」をオープンしました。




堀りたてのヤーコン


どのような農業をされていますか

宍粟市に移住するまで農業の経験はなかったのですが、前向きに努力しているうちに地域の農地を任せていただけるようになり今では12の農地で年間6070種類の野菜と栽培しています

農業を始めた当初は手探りだったものの、今はバーク堆肥、EMぼかし、ヘアリーベッチ等の緑肥、竹チップをうまく組み合わせて土づくりをしています。農薬や化学肥料を使用しないため収量は落ちますが、生産者自身で価格を決められる産直やネット販売も活用して、収益を確保する工夫をしています。

今、当農園で力を入れている野菜は「ヤーコン」。知らない人が多いと思いますが、見た目はさつまいものようで、味や食感は梨に似ています。とても体に良い野菜で、生食のサラダでも、煮ても、焼いても、揚げてもどの料理でも美味しく絶品です





ゆったりくつろげるカフェ



今後の目標は

環境にやさしい方法で栽培された農産物をセレクトしたお店を開いて、地域の皆様が買い物をする場所を作りたいです。また、生ごみなどの地域にあるものを活かした有機堆肥を作り地域の方に配っていけたらとも考えています。

いずれも構想段階ですが、地域の皆様に喜ばれるような仕組みを作っていけたらと思っています。

 


  

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941
ダイヤルイン:078-331-5924