~有機農業を通して ”ひとも 植物も いきものも ここちよい” 地域づくりを~
神崎郡市川町において、農業者グループの一員として季節野菜の有機農法を実践し、また、小豆の生産を通じて、創意工夫したあんこ製造に取り組む 地域おこし隊 永瀬 静さんお話を伺いました。

有機農業を目指そうとしたきっかけは
食べることに大変興味を持って育ったこともあり、新鮮な野菜食材の魅力に惹かれ、自然農法に取り組みたいという想いからこの笠形地区でお世話になっています。
現在は、有機農法の栽培技術や小豆の生産・加工技術など、当地区の先輩の皆さんに色々と教わりながら、日々勉強の毎日です。

有機農業を通じてどのような取り組みをされていますか
笠形オーガニックファーマーズの一員として、約100aの農地でとうもろこしや太ナスなど少量多品目の季節野菜を有機農法で育て、直売所やマルシェで販売をしています。また、大のあんこ好きということもあり、小豆を約10aで生産し、菓子製造許可も取得して、こだわりを持ったあんこの製造に取り組んでいます。特に、小豆の粒を微妙に残しながら練りつぶし、こだわりの砂糖と混ぜ合わせる工夫など、目指すあんこの味となるよう試行錯誤しながら、充実した毎日を過ごしています。グループでは、直売所での販売とともに、近隣のスーパーへの出荷やマルシェなどのイベントにも出店し、直接、消費者のみなさんへ美味しい食材をお届けしたいと考えています。

今後の目標は
有機農法による新鮮な野菜を提供していくとともに、あんこの魅力発信や様々な料理方法の講習などのワークショップを通じ、皆さんと食材の美味しさを共有していくことが目標です。
そのためにも、食の魅力を発信できる自分自身の力を付けていきたいと思っています。少人数なので、すぐに有機農法の面積を増やすことは難しいですが、少しでも多くの皆さんに有機野菜の良さを知っていただけるよう頑張りたいです。
お問合せ先
近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941
ダイヤルイン:078-331-5924