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近畿農政局

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お客様の“美味しい” を励みに

姫路市で、農薬や化学肥料を原則使用せずに(※)農産物を栽培する「あかね農園」を訪問し、スタッフの皆様にお話を伺いました。


高畠さん

トマト生産責任者の高畠俊彦さん
全国のトマト農家を視察しノウハウを蓄積している

農業に参入したきっかけは?

あかね農園は、介護施設や認定こども園を経営する社会福祉法人あかねが運営する農園です。
当法人の施設を利用するお客様に「本当に良い食品を届けたい。」という想いから、農薬や化学肥料を原則使用しない(※)農業を始めました。

 



トマト
   丹精を込めて栽培したトマト
  (画像提供:あかね農園)

セミドライいちじく          セミドライトマト
(左)セミドライいちじく(上)セミドライトマト
(画像提供:あかね農園)


どのような農業ですか?

トマト、いちじく、さつまいも、たまねぎ、葉物野菜等、いろいろな種類の農産物を2.6haの農地で栽培しています。主力はトマトで、ミニ・中玉・大玉をハウス栽培しています。
当農園のトマトは水分量を抑えているため、皮がしっかりしていて収穫後もやわらかくなりにくいこと、甘味と酸味のバランスが取れていることが特徴です。何もつけずにフルーツ感覚で召し上がっていただけます。トマトに苦手意識のあるお子様が当農園のトマトであれば食べられると聞いた時は、日々努力した甲斐があったと感じ、とても嬉しかったです。
また、規格外品のトマトやいちじくを廃棄せずに何とか活用したいと考え、セミドライトマトとセミドライいちじくを製造しています。旨味がギュッと凝縮されているので、そのまま食べるのはもちろん、お料理にプラスして味の変化を楽しんでいただくのもおすすめです。
農産物と加工品は、当法人が運営する施設直売所、インターネット販売、ふるさと納税の返礼品としてお届けしています。





直売所
                   綺麗に飾り付けられた農園の直売所

              

今後の展望は?

農薬や化学肥料の使用を避けることは、病気や害虫などの影響を受けやすく、収量を安定させることが難しいです。言葉で言うほど簡単なものではありませんでしたが、スタッフの協力とお客様がいるからこそ続けてこられたと思っています。これからも病害虫の対策や温度・湿度の管理に気を配り、収量と品質をもっと上げていけたらと考えています。

)やむを得ない場合に限り、有機農産物の日本農林規格別表2に掲げる農薬を使用。

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941
ダイヤルイン:078-331-5924