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近畿農政局

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手もみ製茶技術研修会が開催されました(宇治茶製法技術保存協会)

てもみ製茶技術研修会

京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所(宇治市)において、宇治茶製法技術保存協会主催の手もみ製茶技術研修会が開催されました。
本研修会は、宇治製法の伝承と製造技術の向上を図るため毎年開催されており、今回で第56回目となります。当日はお茶の生産者など多くの関係者が参加しました。
(取材日:令和8年7月)

受け継がれる技~宇治茶製法技術保存協会会長の吉田利一さんにお話を伺いました。

会長 吉田利一氏会長の吉田 利一さん

蒸す様子
茶葉を蒸す様子

京都全体のお茶の生産面積は、全国のわずか3%。それでも「お茶はどこが有名ですか?」と聞けば、多くの人が「宇治」と答えます。その知名度のルーツは、鎌倉時代にさかのぼります。中国からお茶を持ち帰り、日本にお茶を広めた栄西。その栄西から茶の種を譲り受けた明恵上人(みょうえしょうにん)が、京都・栂尾(とがのお)の高山寺でお茶の栽培を始めました。これが、宇治茶のルーツとも言われています。その後、江戸時代には永谷宗円が「宇治茶手もみ製茶技術」を発案し、その技術は全国へと広まりました。

お茶は摘んだ後、蒸してから揉みます。機械揉みでは粗揉機・中揉機・精揉機の3段階を経て乾燥させますが、手もみでは5~6時間かけて丁寧に揉み上げます。「丸く、細く、長く揉む。お湯に浸したら、わーっと葉っぱが広がる。それが技術です」。しかし、どれほど揉む技術が優れていても、良い葉っぱがなければ意味がありません。「(出来が)50の力の葉っぱを100の力(もみの技術)で揉んでも、良いお茶にはなりません」。100の力を持つ良い茶葉を生産することこそが、味の土台なのです。現在、手もみ技術を持つ生産者はごくわずかで、ほとんどの農家は機械揉みに移行しています。

こうした伝統を守るため、1969年に結成されたのが「宇治茶製法技術保存協会」です。京都府茶業研究所を拠点に、生産者や茶業関係者への技術指導・研修会・競技大会などを通じて、手もみの技を次世代へ伝え続けています。宇治茶手もみ製茶技術は、京都府指定の無形民俗文化財にも登録されています。

茶葉
研修に使用した生葉

焙炉焙炉(ほいろ)に炭を入れます

手もみの様子手もみ「揉み切り」という工程

手もみの様子手もみ「横まくり」という工程

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京都府拠点

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