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近畿農政局

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都市近郊農業を活かした活気ある街づくり(城陽市)

城陽市(京都府)

京都市と奈良市の中間に位置し大阪にも近い城陽市は、令和6年に予定されている新名神高速道路開通により、名古屋と2時間程度で結ばれる交通の要衝となります。今回は、開通を契機に都市近郊農業を活用し、活気ある街づくりを目指す取組を行っている城陽市まちづくり活性部の皆様と意見交換を実施しました。

意見交換の様子

意見交換の様子

交流人口の増加に伴う都市近郊農業の発展を期待

城陽市の人口は約71,000人。大阪や京都のベットタウンで昼間は人が出ていくことが多く、人口も近年減少気味でしたが、新名神の開通後は、アウトレットや都市公園、物流基地の建設が予定され、買い物客や勤労者などの交流人口の増加が見込まれています。これを契機に、お茶、完熟イチジク、梅、寺田いも※などの特産物を多くの人に知ってもらいたいと考えています。
※寺田いも:江戸時代薬問屋を営む嶋利兵衛が、壱岐の島で栽培方法を習得し、寺田地区で栽培され始めたさつまいも。


木津川沿いに広がる碾茶畑

木津川沿いに広がる碾(てん)茶畑
PR誌「京都城陽てんちゃ」より

碾(てん)茶を用いた加工品で新たな展開

市西部を流れる木津川沿いには、抹茶の原料となる碾(てん)茶の茶畑が広がっています。市内の生産者が、全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞されるなど、全国的にもレベルの高い品質の茶を生産しており、現在、若手生産者を中心に抹茶のアイスクリームやチョコレートなどの加工品に利用することで、さらに付加価値を高める試みを始めています。


特産品の完熟イチジク

特産品の完熟イチジク
広報「じょうよう」2019年8月15日号より

特産品「完熟イチジク」のブランド化

城陽市では、昭和8年頃からイチジクの栽培が始まりました。完熟イチジクとして、京都府内のスーパー、百貨店、直売所で販売されています。完熟してから出荷するため遠方に運ぶことはできませんでしたが、新名神開通を契機に多くの人に知っていただくことや、ジャムなどの加工品を通じたブランド化を進めていく予定です。

城陽市の農業振興関係のホームページ
https://www.city.joyo.kyoto.jp/soshiki/11-5-1-0-0_1.html

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担当者:総括班
電話:075-414-9015