特別栽培農産物、土耕栽培いちご ~Odamaki農園~
Odamaki農園(おだまきのうえん)は、奈良県桜井市の三輪山のふもとにあるいちご農園です。
同農園がある桜井市箸中地域は、古く万葉集にも詠まれた纒向川が流れ、近隣には山の辺の道が南北に走る自然豊かな地域です。
同農園では自家製たい肥を活用した土耕栽培にこだわり、さらに害虫が嫌うハーブ液の散布や天敵虫を放つ等、化学農薬に頼らない栽培に取り組んでいます。
栽培された土耕いちごは、奈良県唯一の特別栽培農産物として、桜井市の「大和桜井ブランド」にも認定されています。
(取材・撮影:令和5年12月)

【Odamaki農園 代表 畠中 康行 氏】
Odamaki農園代表の畠中氏は食品製造業に従事していた頃、安心安全な農業に興味を持ち、転職して就農。
遊休農地を借り受け、現在はハウス4棟でいちご作りに励んでいます。
大切にしているのは、イチゴにとって良い環境で育てること。
そこで採用したのが「土耕栽培」という地面の土で育てる方法です。
(画像提供:Odamaki農園)

【自家製「もみ殻たい肥」】
土づくりは、自家製の「もみ殻たい肥」を加えることでふっくらした土壌を作り出します。

【ハウス内の様子(12月)】
土耕栽培は、豊かな土壌にしっかりと根を張りじっくり育つので、味の良いイチゴが実りやすくなるそうです。
ブルーとイエローの札は害虫を捕獲するプレートで農薬の使用を低減します。
また、マルハナバチを導入してしっかりと受粉させています。

【収穫中の古都華】
栽培している品種は、奈良県ブランドの「古都華」のほか、自家採取した品種の5品種。
12月上旬から収穫が始まっています。

【ハウス敷地内に設置した自動販売機】
朝摘みいちごは、ハウス敷地内に設置した自動販売機でも販売しており、隣接する山の辺の道を訪れるハイカーにも人気があります。

【特別栽培いちご「紅白いちご」】
収穫したいちごは奈良県内の直売所や道の駅、百貨店のほかインターネット等で購入が可能。
バレンタインデー専用パック詰め商品等、季節により包装形態も変えた販売も行っています。
(画像提供:Odamaki農園)

【三輪山の麓にあるハウス】
【問い合わせ先】

Odamaki農園
代表:畠中 康行(ハタナカ ヤスユキ)
奈良県桜井市箸中129
HP URL:https://www.odamaki-farm2020.com/
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870