環境にやさしい栽培にこだわり、レモングラスを栽培しています
~平原区自治会むらづくり委員会(下市町)~
平原地域は、奈良県吉野郡下市町の西部に位置し、現在の人口は50名に満たない小さな集落です。
地域の活性化を目指し、平成26年に「平原区自治会むらづくり委員会」を発足し、レモングラスの栽培を始め今年で10年目を迎えます。
現在、栽培期間中に農薬を使用しない等の環境にやさしい栽培にこだわり、地域住民でレモングラスの栽培、加工、販売に取り組んでいます。
レモングラス栽培の取組は、地域住民が集まるきっかけになっており、共同で作業することで一体感も生まれています。
(取材・撮影:令和5年8月、上記の画像は「平原区自治会むらづくり委員会」提供)

平原区自治会むらづくり委員会
代表北谷寿朗 さん
【レモングラス栽培のきっかけ】
村を盛り上げる地域づくりを目指し、下市町等の関係機関の協力を得て話し合いを重ね、地域住民全体で取り組める比較的手間のかからない栽培作物を検討。
同地区は古くは薬草の栽培が盛んだったことからハーブの試験栽培を重ね、現在、レモングラスの栽培に取り組んでいます。

レモングラスの栽培ほ場
【寒暖差がある高冷地での栽培】
栽培ほ場は地域の耕作放棄地を活用しています。
標高約400mの高冷地での栽培であるため、寒さに弱いレモングラスの苗は毎年植え替えています。
新しい苗がゆっくりと成長することで養分が凝縮され、一層高品質なレモングラスが生育するそうです。

レモングラスを加工した商品
【商品に思いを込めて】
レモングラスには、レモンと同じシトラールという成分が含まれているため、ハーブティーはレモンに似た爽やかな香りで飲みやすく、清涼感があります。
ハーブティーのほか、化粧石けん、蒸留水、飴等に加工し、販売しています。
(画像提供:平原区自治会むらづくり委員会)
【お問合せ先】
平原区自治会むらづくり委員会
代 表 北谷 寿朗(大和あゆみ農園 代表)
電 話:0747 - 52 - 3335
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870