近畿農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝(第7回)選定証授与式を開催しました(奈良県)
奈良県拠点は、令和5年12月14日御所市役所において、近畿農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第7回)選定証授与式を開催し、御所市6次産業化・地産地消推進協議会 会長 壷井和子氏に対し大澤地方参事官から選定証を授与しました。
壷井会長からは、「御所芋(ごせいも)はソフトボール大の種芋を4等分にして疎植するが、1つの種芋から1個しかできない希少品であり引き続き御所芋を用いた焼酎の販売を進めていきたい。
また、御所柿(ごしょがき)を使った柿蜜(柿シロップ)など、地域のすぐれた農産物をブランド化することで産業間の連携や販路拡大を図り、地域経済を活性化し、農家所得の向上を図りたい」と語られました。
《取組の概要》~御所市6次産業化・地産地消推進協議会
〇平成31年3月 歴史や文化に結び付いた他の地域にない希少性のある農産物のブランド化を目指すとともに、社会情勢の変化や農業者の高齢化を踏まえて、高付加価値化による農家所得の向上と耕作放棄地の減少を目的として、6次産業化商品の開発を目的に行政・JA・農業者が中心となり設立。
〇令和元年度~令和3年度 御所芋焼酎「みかけによらず」、御所柿シロップ「柿蜜」を商品開発・製造・販売、販路拡大に取組む。
〇令和4年度 御所芋そうめんの製造・販売開始。
〇令和5年度 新たな6次産業化商品開発の取組中。
(取材・撮影:令和5年12月)

【選定証授与式】
大澤地方参事官(左)と壷井和子会長(右)

【6次産業化・地産地消推進協議会で開発された商品と共に撮影】
壷井和子会長(左)と辻井義治 大和芋部会長(右)

【御所芋を原料にした焼酎】
御所芋は栽培が難しく希少な農産物で、今まで廃棄されていた規格外品を有効活用し焼酎「みかけによらず」を商品開発した。
(写真提供:協議会事務局)

【御所芋を麺に練りこんだそうめん】
奈良県伝統製法の手延べ三輪そうめん方式にて開発。麺に御所芋を練りこんでいるため、のど越しが良いとのこと。
(写真提供:協議会事務局)

【御所芋の収穫作業の様子】
地域の伝統野菜を継承していくことで6次産業化商品の増産・販路拡大や効果的なPR活動による認知度の向上にも取り組む。
また、地域の学校給食等に食材利用することで、食育や地産地消の推進も図る。
(写真提供:協議会事務局)

【御所芋の皮むき作業の様子】
加工に長けたJAならけん御所地区女性部など地域の生産者などの協力により支えられている。
(写真提供:協議会事務局)

【御所芋は量販店等においても販売】
「ごせブランド」は、御所市の豊かな土と澄んだ水によって育まれ、魅力ある歴史やストーリーを持った美味しい農林産物や加工食品に与えられる認定であり、商品には「ごせブランド」マークが付いている。
(写真提供:協議会事務局)
【御所柿を原料に柿シロップ「柿蜜」を開発】
甘柿の原種と言われる御所柿の知名度を広めるため、地元企業と御所柿農家が協働し規格外品御所柿を利用し開発した柿シロップ「柿蜜」。
(写真提供:協議会事務局)
【お問い合わせ】
御所市6次産業化・地産地消推進協議会
事務局 奈良県御所市1-3
御所市役所 産業建設部農林商工課農政係
電 話 0745-62-3001(613)
《商品のご案内(リンク先) 御所市ホームページ》
https://www.city.gose.nara.jp/0000002846.html
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870
FAX:0742-36-2985