これからも立派なイチゴを作り続けたい! ~こしお農園(奈良県大和郡山市)~
大和郡山市でイチゴの養液土耕栽培に取り組む小塩 大策さんは、サラリーマンをされていましたが、農業は自分の裁量で決められることが多いという点に魅力を感じ、転職を決意されました。
2人の子供を育てるパパの顔もお持ちで、「子供にも喜んでもらえるように、これからも立派なイチゴを作り続けたい」と語られました。
(取材・撮影:令和6年3月)

こしお農園園主の
小塩 大策さん
【 NAFICでの知識習得に意欲が湧いて】
「令和2年4月に奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)に入学した時に、農業に関する初めての知識を得ることに喜びの感情が湧き、これなら仕事としてしっかりと取り組めると思った」と、当時のことを懐かしく振り返っておられました。

イチゴ(古都華)
【習得された生産技術で就農直後から大成功】
令和4年4月に就農し、令和5年1月にはJAならけん大和郡山市イチゴ部会の果実品評会に出品した古都華が最優秀の金賞を獲得されました。
NAFICや卒業後の農家研修で、苗作り等の生産技術を習得された努力の賜物と言えるのではないでしょうか。

イチゴの様子を観察
【生産技術の確立に向けて】
イチゴの収穫は12月から5月までで、病気や害虫の発生がないか、常に観察されています。
生産技術の確立に向けて、初心を忘れず取り組まれています。

イチゴ(奈乃華)
【次にくる「推し」の品種も栽培】
古都華を8割、残り2割はその年の「推し」の品種を栽培するとのことです。
「現在、直売所での販売が中心だが、菓子店等への販路も開拓していきたい」と抱負を語られました。

イチゴを丁寧に収穫
【大和郡山市4Hクラブに所属】
大和郡山市内では、イチゴ栽培に取り組まれている若手生産者が多く、大和郡山市4Hクラブの活動に参加することで良い刺激を受けておられます。
大和郡山市4Hクラブでは、「『金魚のまち・大和郡山』をイチゴでも名が轟くようにしたい」との野望を掲げて、仲間で切磋琢磨されています。
(※注)4Hクラブとは(全国農業青年クラブ連絡協議会(https://zenkyo4h.com/)HPより)
将来の日本の農業を支える20~30代前半の若い農業者が中心となって組織され、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っています。
4つの「H」は以下の頭文字を意味します。
Head (頭脳) ・・・・・科学的に物ごとをとらえることのできる頭
Hand (技術) ・・・・・農業の改良と生活の改善に役立つ腕
Heart (心) ・・・・・・誠実で友情にとむ心
Health (健康)・・・・・楽しく暮らし、元気で働くための健康
大和郡山市4Hクラブ
https://www.instagram.com/yamatokoriyamashi4hclub/
【お問合せ先】
小塩 大策
電話:090-9879-0162
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870




