れんこんを愛しすぎて! ~自然派農場しもかわ(山添村)~
山と川に囲まれた奈良県山添村の畑で農業を営む「自然派農場しもかわ」の下川麻紀さんは、野菜嫌いの子どもが「お母さんの野菜は世界一おいしいね」と言ってくれた言葉に励まされ、化学農薬や化学肥料の使用を控え、環境に優しい農法を実践しています。
収穫したれんこんやマコモダケ、パパイヤ、生姜など多種多様な野菜は、県内の直売所で販売しています。
農林水産省の農業女子プロジェクトメンバーであり、奈良県の女性農業者グループ「和母(わはは)」の代表として活躍されています。各種団体に参加することで、県内外で活動する農業者や事業者とのネットワークを広げ、精力的に農業に取り組んでいます。
(取材・撮影:令和5年12月、令和6年3月)

自然派農場しもかわ
代表の下川 麻紀さん
【おいしいれんこんはいかが】
「れんこんは、寒い時期を乗り越えられる栄養がたっぷりな冬の食材に欠かせない根菜です。また、将来の見通しも良くなる縁起物の野菜です」と、れんこんの栽培に自信を持っておられます。

掘り出されたれんこん
れんこんは、傷つけないよう丁寧に備中鍬等で堀り出します。

れんこん堀り体験
(画像提供:下川麻紀さん)
【人気の農業体験】
秋から春先は「れんこん堀り」、夏場は、「夏野菜収穫体験」や竹を切り出すところからはじめる「流しそうめん体験」等様々な農業体験を実施しており、子供会等の体験イベントとして人気です。

竹筒れんこんご飯
(画像提供:下川麻紀さん)
れんこん堀りの後に、取れたてのれんこんを食べられるプランもあります。竹筒で炊く「れんこんご飯」は格別です。

受賞された偏愛れんこん鰹節オイル漬け
(画像提供:下川麻紀さん)
【れんこんを愛しすぎて】
れんこん愛が功を奏して、令和5年12月に開催された「奈良県の宝物グランプリ」(※)の素材・加工部門において、「偏愛れんこん鰹節オイル漬け」が準グランプリを受賞しました。
※「奈良県の宝物グランプリ」
奥大和地域(南部東部地域19市町村)の事業者を対象に、ヒット商品に磨き上げる技術を学び、販路拡大を目指す「奈良県の宝物」プロジェクトにおいて、生産者、加工・販売者等が異分野人材とのコラボレーションで開発された商品等を発表する場です。グランプリ・準グランプリ等を受賞した商品は全国大会に出場することができます。
お問合わせ先
自然派農場しもかわ( Tel 080-1400-3649 )
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870