大和茶の産地である奈良市月ヶ瀬からお茶の魅力を伝えたい ~上久保(うえくぼ)茶園~
大和茶(注)の産地で知られる奈良市月ヶ瀬で茶の生産を行う「上久保茶園」園主である上久保 淳一氏は、機械による製茶が一般的となっている現代において、お茶の魅力を伝えたいとの思いから、「手もみ製茶」の実演や体験を楽しむことができるティーサロン「TEA UEKUBO」を令和5年11月にオープンされました。
上久保さんは手もみ茶の技術と文化を伝える活動に取り組んでおり、平成29年に開催された第25回全国手もみ茶品評会において農林水産大臣賞を受賞され、全国手もみ茶振興会から関西で初の「茶聖(ちゃせい)」の称号を贈られています。
(取材・撮影:令和6年4月)

~上久保茶園の園主で、TEA UEKUBOオーナーの上久保さん~
「茶の品質向上のため、改植と台切りによる茶園の若返りを心掛けている」と上久保さん
品種は「やぶきた」を中心に「おくみどり」、「つゆひかり」等を栽培。

古い家屋を移し改築した趣のある佇まい
【ティーサロン「TEA UEKUBO」】
事前に旅行代理店からツアーに参加を申し込むと利用することができ、手もみ製茶の実演と体験のほか、ランチを楽しむことができます。

日本茶と人がふれあうサロン
「今後は、ツアー申込者だけでなく多様なお客様が利用できるティーサロンにしていきたい」。

カウンター席の様子
茶筅をモチーフにした照明器具がカウンターテーブルを照らします。

ソファ席の様子
茶釜を囲むソファ席から望む風景は、四季折々の自然を感じさせてくれます

ティーサロン内でお茶を販売
玄米茶、煎茶、紅茶などを独自ブランド「しずく」として販売しています。
(注)大和茶
宇陀市の佛隆寺が発祥とされ、806年に弘法大師が唐から持ち帰った茶の種から広まったとされています。大和高原地域を中心に、昼夜の気温差が大きいなど恵まれた自然条件を活かし、香り高い良質な「大和茶」が生産されています。「奈良県ホームページ」より引用
上久保茶園へのお問い合わせ
https://www.teauekubo.org/
こちらのサイト内に問い合せ用のフォームが掲載されています。
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870