下市町の新たなブランドをめざしてメロン栽培に取り組む ~美吉野ファーム(下市町)~
美吉野ファーム代表の佐々岡浩子さんは、奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校を卒業し、令和2年に下市町で就農しました。下市町の新たなブランドになることをめざしてメロンの栽培に取り組んでいます。
メロンの他に、完熟で収穫するトマトや冬の寒さでより甘くなるほうれんそうなどこだわりをもって栽培しており、一番美味しい状態で消費者の皆さんにお届けすることを心がけています。
(取材・撮影:令和6年7月)
美吉野ファーム代表の佐々岡浩子さん

【おからを原料にした堆肥を使用】
土づくりにおからを原料とした堆肥を使用し、農薬の使用を極力抑えるなど、環境に配慮した農業を実践しています。
(写真は、定植後のメロンの苗)

【手入れの行き届いたハウス】
4月に定植したメロンは、順調に育ち今年は7月20日過ぎから収穫が始まり、8月下旬まで続きます。
「1株に1果仕立てで旨味と栄養を凝縮し、きめ細やかな管理で見た目だけでなく味にもこだっている。」と語る佐々岡さん。

【きれいな編み目模様が入ったメロン】
糖度は14~16度で、例年同様甘いメロンが育ちました。

【収穫したメロン】
収穫後1週間~10日が食べ頃とのことで、メロン一つ一つに食べ頃が記載されています。

【体験型複合施設「KITO」でも販売】
7月5日、下市町の旧下市南小学校舎に体験型複合施設「KITO FOREST MARKET SHIMOICHI」がオープンしました。地元の農産物を販売するマルシェで美吉野ファームのメロンを販売しています。

【包装にもこだわりをもって】
包装の緩衝資材には下市町特産の割り箸の製造過程からでるカンナくずを利用しています。

【メロンのブランド化で安定した経営を】
「メロンをブランド化できれば、小規模でも経営が成り立ち、就農する人も増え、耕作放棄地の解消になるのではないか。そのためにも安定した経営を目指したい。」と抱負を語られました。
【お問合せ先】
美吉野ファーム
https://344nofarm.theshop.jp/
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奈良県拠点
電話:0742-32-1870