地域とのかかわりを大切にしながら、明日香村を盛り上げたい~北村農園(明日香村)~
北村農園代表の北村知也さんは、平成17年に明日香村で就農し、あすかルビー、ならあかり等のいちごを栽培しています。新規就農の際、相談先に困った経験から「地域とのかかわりが大切」との思いがあり、地域と若手農業者の橋渡し的な活動など若い担い手が就農しやすい環境づくりに取り組んでおられます。また、指導者としていちご栽培の実践実習等の研修生を受け入れ、将来の担い手農業者の育成にあたられています。
農園では、いちごの生産・販売のほか、明日香村のいちご農家とともに「あすかいちご狩りパーク」を立ち上げ、いちご狩りに取り組んでいます。
「今後も地域とのかかわりを大切にしながら、いちごを通して明日香村に人を呼び込みたい。」と抱負を語られました。
(取材・撮影:令和7年3月)

北村農園 代表 北村知也さん

【赤く色づいた あすかルビー】
明日香村の名前を冠した「あすかルビー」は、奈良県で育成された品種です。
果汁が多く、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。

【いちご狩り】
今シーズンの「あすかいちご狩りパーク」は、1月11日(土曜日)から5月25日(日曜日)までの土日祝日を中心に、明日香村のいちご農園18カ所で開催しています。
真っ赤に完熟した「あすかルビー」が30分間食べ放題です。
北村農園では年間約2,000人が楽しんでいます。

【家族で楽しめます】
ハウスは高設栽培※のため、小さなお子さんでもいちご狩りを楽しめます。
当日は多くの人が訪れ、いちごを堪能していました。
※腰の高さの位置で作ることで、収穫作業や栽培管理をしやすくした栽培方法
【いちごの香りが漂うハウス内】
新鮮でおいしいいちごを届けるため、収穫は早朝の時間帯に行っており、ピーク時には暗いうちから作業しています。
【いちごの販売】
北村農園では観光農園のほか、販売向けの「ならあかり」などを栽培しています。
「ならあかり」は、糖度と酸度が高く、すっきりとした甘さで奈良県育成の新品種です。
収穫したいちごは、村内の直売所や近隣の道の駅で販売しています。
【お問い合わせ先】
いちご狩り:あすかいちご狩りパーク 専用ダイヤル:0744-54-1115https://www.asukadeasobo.jp/experience/asukaichigo/
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870