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近畿農政局

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秋津穂の里『里山保全2025』棚田の田植え ~里山を未来へ繋ぐ~

「NPO法人さとやまから(御所市)」では、標高400メートルの葛城・金剛山の麓の棚田において、農薬・化学肥料を使わずにお米などを栽培し、地域の活性化を図りながら、里山保全を進めています。
これまでは、杉浦農園が酒蔵に呼びかけて、そこから酒販店・日本酒愛好家等を中心とした取組みでしたが、酒米の無農薬栽培は人手がかかることから、「秋津穂の里プロジェクト」を謳いボランティアを募り、奈良県内外から日本酒好きの消費者等が援農として加わり、毎年100名を超える人々が田植え、雑草取り(除草剤を使用しないため)、稲刈りなどに取組み、9年目となる今年は6月8日(日曜日)に御所市伏見地区内の杉浦農園の水田で田植えイベントが開催されました。

整然と苗を植える援農ボランティア
(整然と苗を植える援農ボランティア)

田植え



土づくりの大切さを示す土壌診断書(土づくりの大切さを示す土壌診断書)


立派に育ったアキツホ「秋津穂」の苗(立派に育ったアキツホ「秋津穂」の苗)

(取材・撮影:令和7年6月)

6月下旬から、ボランティアによる雑草取りが適宜行われ、10月19日(日曜日)には、稲刈りが予定されています。
「里山を100年先へつなぐ」という共通の目的意識を醸成しながら、棚田農業の大変さが理解され、地域住民・関係者が協力し、持続可能な産業や地域の価値を活かす取組が継続されていくことで地域活性化や自然環境の保全に繋がっていくことが期待されます。

お問合せ先

近畿農政局 奈良県拠点
TEL:0742-32-1870