地域を引っ張る若手農業者のリーダー的存在!!

【杉本一義氏】
富田林市 ファームスギモト
代表 杉本 一義(すぎもと かずよし)さん
富田林市のファームスギモト 代表 杉本一義さん(JA大阪南なす部会 部会長)にお話を伺いました。
農産物:大阪なす、大阪きゅうり、パプリカ、トマト、水なす、ズッキーニ、オクラ、つるむらさき、スティックセニョール、アスパラ菜、水菜、菊菜、ニンニク、だいこん、かぶ、水稲を栽培。
(令和2年1月)

【再建したハウスで なす の栽培】
農業の概要
ビニールハウスで、大阪なす(注1)、大阪きゅうり(注2)、パプリカ、トマト、水なす、スティックセニョール、アスパラ菜、水菜、菊菜を栽培。
露地で、夏場は水稲、ズッキーニ、オクラを栽培。冬はだいこん、かぶを栽培。

【天井まで大きく成長しても大丈夫】
営農・経営の特徴
消費者に安心・安全な農産物を届けたいとの思いで大阪エコ農産物の認証を取得するとともにJ-GAP(注3)取得に向けて取り組んでいます。
一昨年の台風21号では、ビニールハウスに大きな被害を受けましたが、昨年11月、ビニールハウスを再建して本格的に営農を再開しました。「以前の農家と違って、今は生産から販売までを考えないと農家とは言えない。農業経営の安定には、適正に評価してもらえる取引先に販売することが大事。」を信念に被災前より植え付ける苗の数を増やして売上げを増やすといった取り組みにチャレンジしています。

【鮮やかな もものすけ(サラダかぶ)】
将来展望
地域の農業を活性化するには、新規就農者や若手農業者(以下、新規就農者など)を育成することが重要と感じており、そのためには安定した販売先を持つことが必要。新規就農者などが農業経営できる価格で販売できる環境を整えるために、JA直売所での規律ある販売ルール作りに取り組みたい。
また、ハウス栽培にヒートポンプ、天井の二重カーテン・サイドカーテンの自動開閉装置、夏場のミストなどのスマート農業(注4)を導入して、新しい技術、設備を取り入れ効率的に高収益の農業に取り組みたい。

【再建したビニールハウス】
注釈
(注1)大阪なす
大阪府とJAグループが選定した「なにわ特産品」の一つ。南河内地域が主産地で4月~7月が旬となり出荷されている。
(注2)大阪きゅうり
大阪府とJAグループが選定した「なにわ特産品」の一つ。ビニールハウスを利用して秋(旬:9月から11月)に出荷されている。
(注3)J-GAP
GAPは、農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組。
J-GAPは、一般財団法人日本GAP協会が策定した日本発のGAP認証。
(注4)スマート農業
ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業。農作業における省力・軽労化、新規就農者の確保や栽培技術力の継承等が期待される。
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699