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近畿農政局

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作っているのは野菜ですが、育てているのは「人財」です


富田林市で新規就農者のサポートを行っている「きらめき農業塾」を訪問し、同塾を運営する「富田林市の農業を創造する会」の代表である中筋  秀樹(なかすじ  ひでき)さんにお話を伺いました。
(令和4年1月)


【農場では立派な看板がお出迎え】

きらめき農業塾について

「富田林市の農業を創造する会」は、これまでも新規就農を目指す方の研修指導・サポートを行い、過去数十名の受入経験を踏まえ、これまで以上にサポートできるよう「きらめき農業塾」として令和3年8月に新たなスタートを切りました。


【朝早くから塾生・スタッフ集合】

基礎課程と専門課程の2コース

「きらめき農業塾」では、農業初心者が一から学ぶ基礎課程コースと一定の知識・経験があり、プロ農家を目指す専門課程コースがありますが、初年度の今年度は、基礎課程コースのみの開講ですが、作物を生産するだけでなく、経営や農薬のこと等も座学にて学んでいます。


【作業する塾生】

各々が与えられたスペースで作業

塾生たちは、基礎研修農場において各々のスペースを与えられ、ベテラン農業者である東  幸一講師の指導の下、様々な野菜を育てています。
訪問当日は、冬野菜の収穫最終日で、はくさい、だいこん、にんじん、ブロッコリーなど立派に育った野菜が収穫され、収穫後は畝を整えたり、枯れた葉を漉き込んだりと一生懸命汗を流していました。


【富田林市役所でのマルシェ】

生産した農産物はマルシェで販売も

塾生が生産した野菜は、それぞれ持ち帰り自ら食味を確認したり、食べきれない分については、「きらめき農業塾」が主催するマルシェにおいて一般の消費者の方々へ直接販売もしてきました。
消費者の方々と直接会話しながら販売するのも大事な学びの一環です。
*マルシェの画像は、富田林市農とみどり推進課から提供。


【こども食堂管理者へ進呈】

こども食堂にも支援

現在、新型コロナウイルスが流行し、貴重な学びの場であるマルシェが感染拡大防止の観点から開催できないのが現状です。
そのため、新たな取り組みとして、地元の富田林市を通じて市内の「こども食堂」へ、本来マルシェで販売する野菜を無料で支援されており、「この支援についても求められるなら続けていきたい」とのことでした。


【(左)東  幸一氏、(右)中筋  秀樹氏】

代表の中筋氏及びベテラン農業者講師の東氏から

私たちが考える農業とは、生物の命を育み食を担う役割、環境保全の役割、人のやすらぎや癒しの空間を作る役割、食の大切さを伝え次世代へと継承していく役割など、農業が身近にある暮らしから、たくさんの人々の食を支える農業まで、それぞれ意味があり重要で、必要なものだと考えています。都会の中の田舎暮らし、農業とともに、一緒にみんなで笑顔になりましょう。


*富田林市きらめき農業塾ホームページ
https://ookini.co.jp/kirameki/

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