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近畿農政局

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地元産米粉で美しい田園風景を守りたい!

高谷代表【高谷代表取締役】

高槻市にて「アローム清水店」の屋号でベーカリーを営んでいる株式会社 高谷の代表取締役 高谷 直樹(たかや なおき)さんにお話を伺いました。
(令和4年10月)

アローム清水店【アローム清水店(ベーカリー)】

米粉商品の開発

高谷さんは以前、奈良県で会社員をされていましたが、22年前、地元の高槻市に戻り、実家のベーカリー店を継がれました。



米粉商品【「清水っ粉」「パンケーキミックス」「唐揚げ粉」「たこ焼き粉」】

15年前の第1次米粉ブームの時、米粉を仕入れ、米粉パンの製造を始められました。地元の清水地域では、農業者の高齢化、後継者不足のため、年々田んぼが宅地や耕作放棄地に変っていく姿を見て、地元の田園風景を残していくために、何かできることはないかと考えた結果、2018年、地元産米を使用した清水地域産ブランド米粉「清水っ粉」を開発。大阪府の「大阪産(もん)」(注)にも認定され、2019年、「清水っ粉」を使用したパンケーキミックスも開発されました。
2021年、米粉麺にも使えるパスタ用の製麺機に出会い、試行錯誤を繰り返す中、地元産米100%の米粉麺「からだが喜ぶめん」を開発。つなぎは使わず、米粉と品質保持のためにごく少量入れた酒精のみで、ツルツルとしたのどごしと、もちもち感があり、好評だそうです。

米粉麺【米粉麺「からだが喜ぶめん」】

販売の特徴

店舗でのパンの販売割合は、米粉パンが1 / 3(10種類)、小麦パンが2 / 3(20種類)だそうです。他方、米粉を洋菓子店や居酒屋へ、米粉麺を旅館の鍋料理の〆用として販売しているそうです。洋菓子店での米粉の評判はよく、今後、洋菓子を中心に広がっていくのではと考えておられます。
2022年、店舗の前に、北摂地域では初となる米粉専門の自動販売機を設置されました。新型コロナウイルスの影響で非接触の販売方法が注目される中、24時間いつでも購入が可能です。取り扱っている商品は、米粉「清水っ粉」、米粉麺「からだが喜ぶめん」、米粉から製造した「唐揚げ粉」や「たこ焼き粉」などです。
また、米粉・米粉麺などの商品が、高槻市のふるさと納税の返礼品になっているそうです。

米粉自動販売機【米粉専門の自動販売機】

今後の展望

「故郷の美しい田園風景を残していきたいので、地元農家に稲作を続けてもらいたい。そのために、清水地域の地元産米を仕入れ、米粉として販売し、新たな消費を増やし、地産地消で地元の美しい田園風景を守りたい。」と抱負を語られました。






(注)大阪産(もん)とは
大阪府域で栽培・生産される農産物、畜産物、林産物、水産物と、それらを原材料として使用した加工品のことです。

株式会社  高谷HP
URL:https://komeko.co.jp/

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699