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近畿農政局

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まちなかの朝摘み完熟いちご!


豊中市の街中の生産緑地にある「半田ファーム  じぇっとハウス苺園(屋号)」の半田  益宏(はんだ  ますひろ)さんにお話を伺いました。
(令和4年3月)


【ハウスはジェット機が着陸する航路の真下】

経営概要

じぇっとハウス苺園は、半田氏が一人で経営されています。
農産物:いちご(紅ほっぺ)、野菜
経営面積:約20a(いちご10a(ハウス)、野菜10a(露地))
ハウスは、人口40万人都市の街中にあり、ジェット機が着陸する航路の真下にあることから、「じぇっとハウス苺園」と名付けたそうです。



【高設(養液)栽培のいちご】

就農の経緯

半田氏は、59歳の時に父親が亡くなったのを契機に小学校教諭を辞め、専業農家となり米作りを始められました。令和3年、豊中市の農業委員を務める縁で河南町のいちご農家を訪問したところ、いちごに大きな魅力を感じ、同年3月から栽培指導を仰ぐとともに、ハウスの整備を行い、6月に2棟が完成し、9月から高設(養液)栽培をスタートさせ12月20日に初出荷されました。ハウス前での販売を始めると新鮮で美味しいとの評判が口コミで広がり、午前10時からの販売がすぐ売り切れるようになり、令和4年1月からは予約販売も始めたそうです。



【完熟したいちご(紅ほっぺ)】

営農・経営の特徴

安全・安心な商品を消費者に届けるため、農薬の使用は極力少量となるよう心がけるとともに、新鮮さにこだわり朝摘みした糖度16~17度のものを販売されています。また、生産者と身近に接することにより消費者に安心感を持ってもらうため、のハウス前での販売を主に、地元の朝市やJAの直売所にも出荷されています。



【朝摘み完熟いちご(紅ほっぺ)】

今後の目標及び将来展望

「今後は、栽培時に発生する規格外、キズもののいちごをジャムに委託加工し、5月からの販売を予定。また、地域を盛り上げるため、新規就農者の育成を行いたい。いちごの収穫終了後、トマト、きゅうりの鉢をオーナー制で販売し、消費者への栽培のアドバイス等を行う取組などを通じ、消費者に農業への関心を持ってもらいたい。日本農業を存続させるためには、消費者に農業への関心を高めてもらうことが不可欠だと考えている。」と半田氏は抱負を語られました。

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