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近畿農政局

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風舞う海辺のいちご畑 ~ 株式会社舞洲フェルム ~

株式会社舞洲フェルムの社員と代表取締役社長(写真右)
【株式会社舞洲フェルムの社員と代表取締役社長(写真右)】

大阪市此花区にある「株式会社舞洲フェルム」を訪問し、代表取締役の中野友明さんと社員の布柴憲二さんにお話を伺いました。現在、合計約3,000平方メートルのハウスで、葉物野菜を水耕栽培で育てています。さらに、約1,000平方メートルのハウスで、いちごを高設栽培で育てています。

(令和6年9月)

ビニールハウスの外観

【ハウスの外観】

会社概要

株式会社舞洲フェルムは、平成25年に設立され、平成26年7月から葉物野菜の水耕栽培をはじめました。 経営開始時から障がい者を雇用し農福連携(注1)に取り組んでおり、現在、就労継続支援A型事業所(注2)として、従業員は出向者を含む24名(うち障がい者15名)で作業を行っています。


葉物野菜

【葉物野菜】

葉物野菜の生産

サラダほうれんそうやパクチーなど約16種類の葉物野菜を、太陽光を利用し、成長に必要な養分を溶かした水溶液を用いた水耕栽培で、1年を通して生産しています。 主にホテルや飲食店等に出荷しており、大阪産(もん)に認定されています。 夏のハウス内の気温は非常に高くなるため、こまめに水分補給し、作業はなるべく午前中で終えるようにするなど、熱中症対策をしっかり行っています。


いちご

【いちご】

いちごの観光農園

章姫、ベリーポップすず、よつぼし、みくのかの4品種のいちごを、高設栽培で生産しています。 令和3年1月から観光農園によるいちご狩りを始め、今年は1月から5月まで、週3日間開園し、約4,000人が来園しました。 来年も開園する予定で、9月前半に販売用を含む4品種、約5,400株を定植し、冬のシーズンに向けて着々と準備を進めています。


袋詰めされた野菜

【袋詰めされた野菜】

今後の展望

令和3年にいちごハウス横の野外に、約120本のブルーベリーを植樹しました。いちごのシーズン外のイベントとして、観光農園によるブルーベリー狩りの開設を目指しています。 今後もすべての農作物を農薬不使用で栽培し、安心・安全な野菜類を1年を通して安定供給するとともに、観光農園にも力を入れていきたいです。

(注1)農福連携(のうふくれんけい)とは
障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。

(注2)就労継続支援A型事業所とは
一般企業に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が可能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行います。

株式会社舞洲フェルム

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062