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近畿農政局

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活力のある地域農林業の実現と担い手の創出をめざして ~ 和泉市アグリセンター ~

農業教室や栽培研究等に取り組んでいる和泉市アグリセンター(和泉市)を訪問しました。(令和6年10月)

和泉市アグリセンターは、和泉市が抱える様々な農業の課題を解決し、産業として成立する農林業の確立を図るため、活力のある地域農林業の実現と担い手の創出をめざして、令和4年7月に創設されました。当施設は和泉市産木材「いずもく」を使用して建設されており、いずもくのPR活動を行う拠点にもなっています。

当センターでは、新規就農者等を育成するための「農業実践教室」を開催しており、現在、第二期生15名が受講しています。受講生は一年間を通して、栽培技術の指導、経営スキル向上を目的とした講義を受けます。なお、第一期修了生のうち2名が就農されています。
また、小中学生を対象に、季節の野菜を自分たちでも栽培しながら、商品開発や商品企画にも挑戦する体験プログラム「和泉ジュニアビレッジ」を開催しています。昨年は、みかんジュースの企画・製造・販売に取り組み、今年は、摘果した温州みかんを原料とした加工品を製造・販売する予定です。
センター内の研究農園では、地域農業に役立つ栽培研究に取り組んでおり、立体栽培を行うことで、小型のビニールハウスながら高収量を可能とする「いちごの低コスト栽培」の実施、また、今年から野菜の有機栽培にも取り組んでいます。

北宅センター長は、「開設以来3年目を迎え、ようやく様々な取り組みを展開できるようになりました。センターがある和泉市南部は市内でも農業が盛んな地域ですが、日本の農業が抱えてきた諸課題は共通しています。最近ではさらに地球温暖化が加わり、より一層課題を難しくしています。農林水産省の事業も活用し、センターが行う取り組みがこれらの解決の糸口となり、地域や市域は元より府域の農業のバリエーションの拡大と活性化に繋がる一助になればと考えています。」と想いを語られました。

和泉市アグリセンター

【和泉市アグリセンター】

農業実践教室

【農業実践教室】

和泉ジュニアビレッジ

【和泉ジュニアビレッジ】

小中学生が商品企画等に挑戦したみかんジュース

【小中学生が商品企画等に挑戦したみかんジュース】

低コストによるイチゴ水耕栽培

【低コストによるイチゴ水耕栽培】

北宅センター長

【北宅センター長】
株式会社エムスクエア・ラボ(和泉市アグリセンター)HP
https://www.m2-labo.jp/izumi-agricenter
和泉市HP
https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/sangyoubu/sangyosinkositu/nourin/agricenter/index.html

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大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062