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近畿農政局

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農業だけでなく、管理栄養士の資格を活かして商品開発にもチャレンジ!

芝尾農園直売所前に立つ柴尾和樹さん
【芝尾農園直売所】

大阪府堺市でトマトの施設栽培をメインに取り組んでいる「芝尾農園」の芝尾 和樹(しばお かずき)さんに、お話を伺いました。

(令和6年7月)


ハウス内のトマト

【ハウス内のトマト】

経営概要

芝尾農園では、夏は大玉トマト「桃太郎ファイト」、冬は中玉トマト「フルティカ」のほか、ホウレン草、小松菜、春菊などの軟弱野菜も栽培し、大阪エコ農産物(注)の認証を受けています。農園はご家族で経営されています。


芝尾和樹さん

【芝尾和樹さん】

就農の経緯

芝尾さんは「農業をするのに生産だけでは面白くない。食や栄養についても学びたい、自分の色を出した経営をしたい。」との思いから管理栄養士の資格を取得しました。また、就農前に勤務していた外食産業で経験を積むとともに食品加工も学び、4年前に親元就農されました。


ハウス内の様子

【ハウス内の様子】

営農・経営の特徴

芝尾農園では、減農薬を徹底するとともに、有機肥料から水やりまでこだわって管理し、樹上完熟させることで極上の味わいのトマトを育てています。規格がない直売所の利点を生かし、形は不揃いでも「味」に特化したトマトを販売しています。 また、全国農業青年クラブ連絡協議会の事務局次長を担当されていることから、全国の若手農家とのつながりもあり、興味のある取組があれば、遠方でも現地に赴き栽培方法等を学ばれています。


泉州ファーマーズカレー

【泉州ファーマーズカレー】

今後の目標及び将来展望

管理栄養士の資格を活かし、規格外野菜を使った商品開発に取り組んでいます。一般的には廃棄処分となる裂果したトマトを有効活用するため、レトルトカレー「泉州ファーマーズカレー」を開発し、主に芝尾農園の直売所やマルシェ等で販売しています。今後は、地域の担い手農業者が生産した農産物を使って商品を開発し、シリーズ化したいと思っています。

芝尾農園HP
https://shibaonouenn.osaka/

(注)大阪エコ農産物とは
 化学合成農薬や化学肥料の使用量を通常の半分以下になるよう大阪府が基準を設定し、その基準以下で栽培された農産物のことです。

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062