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近畿農政局

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大阪の真ん中で軽トラ夕市大盛況!~大阪府4Hクラブ連絡協議会~

令和7年7月8日、大阪市中央区のJA大阪センタービル前で、大阪府の若手農業者の集まりである大阪府4Hクラブ連絡協議会が軽トラ夕市を開催しました。

軽トラ夕市会場に、大阪府公式マスコットキャラクターの「もずやん」も登場
【軽トラ夕市会場に、大阪府公式マスコットキャラクターの「もずやん」も登場】

軽トラ夕市で販売されていた商品
【軽トラ夕市で販売されていた商品】

軽トラ夕市は、新鮮な旬の大阪産(もん)と大阪農業の魅力をPRするために、大阪府4Hクラブ連絡協議会の会員が生産した農産物やその農産物を使った加工品を、直接消費者に販売するイベントで7月、11月、1月の年3回開催されます。 今回は、水なす、トマト、オクラ、枝豆、ぶどう、メロン、蜂蜜、人参ジュースなどの色とりどりの農産物と加工品が販売されました。

大阪府4Hクラブ連絡協議会 南会長
【大阪府4Hクラブ連絡協議会 南会長】

大阪府4Hクラブ連絡協議会会長の南さんは、岸和田市の「泉州岸和田南農園」で、人参(※彩誉)や水なすを栽培しておられ、今回は彩誉を約2kg(約20本)/1ビン当たりを使用した人参ジュースや水なすのぬか漬けを販売しておられました。

※彩誉(あやほまれ):岸和田市発祥の糖度の高い人参

水なす農家の大村さんと意見交換する有江地方参事官
【水なす農家の大村さんと意見交換する有江地方参事官】

岸和田市で「大村農園」を営む大村さんは、元々、農家出身ではなく、学生時代に食べた水なすに魅了されて、和泉市の農家に弟子入り、その後、独立して水なす農家になった方です。学生時代は野球部で体力には自信があったが、農業は休みがなくてしんどいとのこと。しかし、とてもやりがいのある仕事だとも語られました。

ぶどう農家の北さん
【ぶどう農家の北さん】

羽曳野市で「北ぶどう農園」を営む北さんは、農業関係の高校、大学校を卒業して21才で就農して7年目になった若手農業者の方です。実際に就農してみるとビニールの廃棄費用など、出費が多く色々と苦労しているとのこと。また今年は早くから、夜温が高く、ぶどうの色づきが悪かったが、爽やかな味になっていると語られました。

養蜂農家の東さん
【養蜂農家の東さん】

富田林市で「アズマ養蜂園」を営む東さんは、西洋ミツバチの動きや巣の断面が見える巣枠を展示しておられました。消費者の方々も興味深く見学されていました。 東さんは、温暖化の影響で蜜の元となる花の状態があまり良くないと言っておられました。 なお、今回、販売している蜂蜜は、ヘアリーベッチというマメ科のレンゲに似た植物の蜜だと語られました。

メロン農家の森川さん
【メロン農家の森川さん】

松原市で「森川ファーム」を営むメロン農家森川さんのお話では、メロン栽培は、水はけのよい砂地が向いているとされるが、現栽培地は、元々水田であったため、真逆の条件となるとのこと。その逆境に抗い、どうしても大阪でメロンを作ってみたくなり、知り合いのメロン農家にメロン栽培のテクニックを学び、独自のやり方で土を改良して、茎の誘因、温度管理、水管理を徹底して現在のメロンを作ることが出来たそうです。メロン栽培は繊細で大変苦労するが、やりがいもあり、とても楽しいと、目を輝かせて語ってくださいました。

今回の大阪府4Hクラブ連絡協議会軽トラ夕市では、ここに紹介させていただいた農家の方々以外の方々も、ご自分が栽培された農産物について、キラキラとした目でとても丁寧に説明してくださり、またその野菜を使った料理方法まで説明してくださいました。 今回の大阪府4Hクラブ連絡協議会軽トラ夕市は、新鮮な野菜等を求めて集まった消費者の方々にも大盛況でした。



(注)大阪府4Hクラブ連絡協議会とは
未来の日本の農業を支える20代から30代の農業者が中心となった農業青年組織。会員相互の情報交換等を通じて農業経営上の課題解決を図るとともに、消費者などとの交流活動にも取り組んでいます。 4つの「H」は以下の頭文字を意味します。
Head (頭脳) ・・・科学的に物ごとをとらえることのできる頭
Hand (技術) ・・・農業の改良と生活の改善に役立つ腕
Heart (心) ・・・誠実で友情にとむ心
Health (健康)・・・楽しく暮らし、元気で働くための健康

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062