「都市部の方にも農業の魅力を伝えたい!」~大村農園~

岸和田市で合計1.5ヘクタールの農地で水なすをメインとし、カリフラワー、ほうれん草、水菜、雑煮大根等を露地栽培している大村農園を訪問し、代表の大村拓矢氏にお話を伺いました。(令和7年9月)

就農のきっかけ
大村氏は、大学卒業後、イベント会社に就職しましたが、夜間の仕事であったことから、仕事の将来に不安を覚え昼間にできる仕事を模索されていました。そんなある日、知人にJAいずみのの農産物直売所「愛彩ランド」に連れていってもらい、水なすを食べその美味しさに感動したことがきっかけで、この美味しさを多くの人に伝えたいと思い、令和3年に新規就農されました。就農にあたり、農業に関する知識がなかったことから、JAいずみのに農業をしたいと申し出て、3年間の研修先を紹介してもらえたとのことです。


経営の特徴
大村氏は、両親も農業者ではなかったことから、就農する際の農地を、研修先の師匠の友人からの紹介で借り受けることができました。メインとなる水なすは、現在は露地で栽培していますが、今後は、施設栽培でも水なすを栽培する予定とのことです。

環境へ配慮
環境への配慮として、有機肥料をできるだけ使用するようにしており、敷地内でソルゴーを栽培し、細かく裁断して緑肥として使用しておられます。

販路拡大努力
水なすは、ホテル、仲卸業者、漬物店、スーパーマーケットなどに販売しており、今後も販路拡大に努力していると話されていました。カリフラワー、雑煮大根などは、スーパーマーケットなどに近隣の農家4名で共同出荷しているとのことです。

農業の魅力と今後の目標
大村氏から、「農業は、すべての作業を自分で行わねばならず、作業内容も多岐にわたるが、その分やりがいや満足感を感じている。」また、「農業地域の活動に参加することにより、農業を通じて人とのつながりができることはとてもいいことである。」とのお話がありました。今後の目標として、経営面積を拡大して、大阪市内などの都市部の方にも農業を知ってもらい、興味を持ってもらえるような活動として、収穫体験などをしたいと考えているとのこと。さらに、漬物などの加工品の製造にも挑戦したいと熱く語っておられました。
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062




