激辛とうがらしの生産と地域農業への貢献を目指して～末延農園HARA（高槻市）～

令和7年10月2日（木曜日）、高槻市において、とうがらし（キャロライナ・リーパー＝世界一辛いと認定されたこともある激辛とうがらし）を栽培する末延冬樹（すえのぶふゆき）氏を訪問しました。

新規就農から10年目を迎えた末延氏は、これまで様々な農作物の栽培にチャレンジし、現在は、収益性の高い激辛とうがらしのキャロライナ・リーパーの栽培とともに、自身で乾燥、粉末化、瓶詰め等の加工を行い、主にインターネットで販売されています。

栽培技術も向上し、安定した収量を確保できており、収穫作業については、農福連携として近郊の福祉事業所の皆さんに行ってもらっています。 また、一人で行う加工作業時においては、激辛成分が危険を及ぼすレベルであるため、完全防備での製造加工を行っています。

現在、大阪産（もん）農山漁村発イノベーションサポートセンターの支援を受け、激辛とうがらしを使った商品化を募集中です。また、自身でも辛味成分を鳥獣害防止対策等に活かせないかなど、食用以外にも活用できないか探求されています。

末延氏は、今年度から集落内の稲刈りなど農作業を請け負うオペレーターや造園業も始め、今後は、剪定枝を活用した堆肥づくりや果樹栽培などにも取組み、地域農業へ貢献したいとの思いを語られていました。