鍋料理だけじゃもったいない!サラダも美味しい!今が旬の「しゅんぎく(春菊)」です

JAいずみの及び岸和田市の辻 和夫さん、栄治さん親子の圃場を訪問し、「しゅんぎく」について、お話を伺いました。 (令和7年12月)

大阪府は、しゅんぎくの年間収穫量・出荷量が令和元年から連続して全国1位(※)を誇っており、その多くは泉州地域(堺市、岸和田、貝塚市など)で栽培されています。
しゅんぎくは、関西地方では「きくな(菊菜)」とも呼ばれています。

栽培品種は、関東地方では、伸びた主枝や側枝を順次摘み取って収穫する摘み取り型が主流ですが、関西地方では、株ごと抜き取って丸ごと収穫する株張り型が主流となっています。

JAいずみの管内では、主にハウスで栽培されており、冬場に最も多く出荷されますが、温度や湿度、与える水の量を適切に管理して、年間を通じて質の高いしゅんぎくを供給できるよう努力されています。

ハウス栽培のしゅんぎくは、露地栽培のしゅんぎくに比べると、葉が柔らかく苦みが少ないのが特徴で、鍋料理はもちろんのこと、お浸し、和え物、炒め物や生のままサラダとして美味しく食べることができます。

収穫したしゅんぎくは、その場で袋詰めをし、コンテナに入れて、JAいずみの集荷場に運ばれます。

集荷場に集まったしゅんぎくは、出荷用段ボールに詰め替えられ、その日のうちに京阪神の卸売市場や近隣のスーパー、農産物直売所に配送されます。

旬の時期(11月~2月)のしゅんぎくは、冬の冷涼な気候の中でゆっくりと成長するため、葉に厚みが出て組織が柔らかくなります。 生食にも向いているので、手軽に緑黄色野菜をとることができます。ドレッシングやトッピングを変えれば、和風、洋風、中華風、韓国風とアレンジは無限大!
この時期ならではのしゅんぎくの美味しさを色々な料理でぜひ味わってみてください。
(※)確報「野菜生産出荷統計」(令和元年産~令和5年産)において、全国1位を維持。
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大阪府拠点
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