「農福連携と食品リサイクル・ループの推進に向けて!」~ 株式会社いずみエコロジーファーム ~

【一部画像は株式会社いずみエコロジーファームHPより引用】
令和7年5月13日(火曜日)、大阪府泉州地域で、農福連携とSDGsを推進する株式会社いずみエコロジーファーム(以下「エコロジーファーム」という。)と意見交換を行いました。エコロジーファームは、大阪いずみ市民生活協同組合(以下「いずみ生協」という。)が設立した農業生産法人であり、いずみ生協の店舗から出た食品残さを堆肥化した肥料を使用し、生産した農産物(小松菜、きゅうり、しゅんぎく等)をいずみ生協の店舗や宅配で販売する食品リサイクル・ループに取り組んでいます。 また、エコロジーファームは就労継続支援A型事業所を開設し、障がいにより一般企業で働くことが難しい人を雇用し、農産物の生産から出荷までの作業に従事してもらい、一般就労を目指す取り組みを推進しています。

【小松菜の作業風景】
農園の概要
エコロジーファームは、和泉市に3.2ha、岸和田市に4.3haの合計7.5haの農地で農産物を栽培しています。和泉市では60棟のハウスで小松菜、きゅうり、しゅんぎく、青ねぎを、岸和田市では露地で小松菜、きゅうりを、いずみ生協の店舗から出た食品残さを堆肥化した肥料を使用し栽培しています。 また、エコロジーファームは、障がい者14名を雇用して農作業に従事しています。

【ノウフクJAS認証の小松菜】
取組の成果
就労継続支援A型事業所を開設以降、訓練を受けた障がい者13名が一般企業に就職しています。令和元年に大阪初・全国で5事業者目となる「ノウフクJAS認証」を取得し、令和3年にノウフクアワード2021優秀賞を受賞しました。
(注)ノウフクJASとは、障がい者が生産行程に携わった食品及び観賞用の植物の農林規格です。

【大阪府拠点地方参事官との意見交換】
今後の展望
エコロジーファーム渡辺代表取締役社長から「農福連携に取組む事業者として、今後も障がい者雇用に取組んでいきたい。また、現在は和泉市の農場のみで作業してもらっているが、今後は岸和田市の農場に、ハウスの設置やトイレ、休憩所など設置するなど障がい者が働きやすい環境を整えて、エコロジーファーム全農場において農産物の生産から出荷までの作業に従事してもらいたい。」と説明がありました。
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062