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近畿農政局

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手づくりスイーツが味わえる観光農園 ~株式会社ベリープラント喜平~


【15代目の飯阪亮太さん  右手にシャインマスカット、左手にナガノパープル】

令和8年9月8日(火曜日)、大阪府和泉市で観光農園を経営している株式会社ベリープラント喜平を訪問し、15代目の飯阪亮太さんに、お話を伺いました。株式会社ベリープラント喜平では、いちごをはじめ、ブルーベリー、ぶどう、さつまいもなど、旬の農産物の収穫体験を楽しむことができます。

祖父の夢が実を結んだ観光農園 ~受け継がれる「自然を活かす」想い~


【株式会社ベリープラント喜平の看板】

飯阪さんの家業は、祖父の代までは林業やたけのこの水煮缶の製造・販売を営んでおられましたが、時代の変化に応じて新たな事業への転換を図られました。祖父が思い描いていた「自然を活かしたレジャー施設」という構想が、時を経て観光農園という形で実を結んだとのことです。
飯阪さんご自身は、大学院修了後、大阪の製薬会社で研究開発に従事しておられました。就職の際には、企業の立地が休日に実家を手伝える場所であることをポイントにされていたそうで、家業への想いを持ち続けながら、本年1月に正式に就農され、15代目として家業を受け継がれました。

いちご栽培へのこだわり


【いちごハウスで説明する飯阪さん】

【実りの季節を待つ、いちごの苗】

主力品目のいちごは、高設栽培により10品種(よつぼし、スターナイト、ベリーホップすず、おいCベリー等)を栽培しています。温湯による株元加温や、CO2・湿度・温度管理により光合成効率を最適化するなど、きめ細やかな環境制御を行っておられます。水には和泉山脈を源とする父鬼川(ちちおにがわ)の地下水を利用しており、美味しいいちご栽培を支える要素のひとつになっているとのことです。
いちご狩りでは、1棟内に全品種を配置することで来園客の移動を最小化する工夫がなされており、10品種の食べ比べを提供し、好みの品種を見つけてもらうことで、直売のリピーター獲得につなげているとのことでした。

四季をまるごと味わう、収穫体験と手づくりスイーツ


【べっぴんさんいちごのチーズケーキ】【プレミアムジャム】
(写真提供:ベリープラント喜平)

ベリープラント喜平の魅力は、1年を通じて季節ごとの収穫体験が楽しめることです。冬から春先まで続くいちご狩りに始まり、夏はブルーベリー狩り、秋はぶどう狩りやさつまいも掘りと、訪れるたびに違った“実りの楽しみ”が待っています。ブルーベリー狩りでは、摘みたてのブルーベリーを使ったかき氷など、手づくりのスイーツを味わうことができます。ぶどうは、皮ごと食べられるシャインマスカットとナガノパープルを栽培されており、「皮ごと食べられる品種は、雨で実が割れやすく、天候の見極めが本当に難しいんです」と、飯阪さんは栽培の苦労も語ってくださいました。秋の主役さつまいも(紅はるか)については、収穫後1~2ヶ月じっくり熟成させることで、でんぷんが糖に変わり、中心部の糖度は約50度に達し、「まるで餡子のような甘さになる」とのことでした。

これらの農産物は、ジャムやチーズケーキ、焼き芋などの加工品にも生まれ変わります。すべて自社で手づくりとのことで、なかでも目玉は、いちごをぜいたくに使ったチーズケーキで、市場調査をもとにコンセプトを練り上げ、レシピを完成させた自慢の一品とのことです。

今後の抱負について

作業所兼直売所前に立つ飯阪さん
【作業所兼直売所で抱負を語っていただきました】

最後に、飯阪さんにこれからの抱負をお伺いしました。「少子化による人口減少で、私たちのメインのお客様である子育て世帯やファミリー層は、これから少しずつ減っていくと見込まれます。国内市場の縮小を見据えて、輸出やインバウンド対応を、新たな展開の柱として育てていきたいですね」と、その視線は海外にも向けられていました。

また、「いちごが中心となる分、少し手薄になりがちな夏場の楽しみも、これからもっと充実させていきたいと考えています」と、観光農園としての新たな魅力づくりにも意欲を語ってくださいました。

10品種の食べ比べや季節ごとの収穫体験、そして何よりお客様との対話を大切にしながら、新しい挑戦を続ける飯阪さん。和泉市を訪れる機会があれば、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

株式会社ベリープラント喜平ウェブサイト(外部サイトへリンク)
https://beppinsan15.thebase.in/

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062