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近畿農政局

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須原の自然再生に挑み続ける!!

滋賀県野洲市|須原魚のゆりかご水田協議会・せせらぎの郷

~琵琶湖と共生する地域・文化の伝承と水田農業の発展をめざす~

須原 魚のゆりかご水田協議会・せせらぎの郷(以下「せせらぎの郷」という。)は、琵琶湖のほとり野洲市須原で自然の再生・生きものと共生する水田農業を目指して活動されている団体です。昔、このあたりの水路には、フナやコイ、ナマズなどの生きものが水田と琵琶湖を行き来し、鮒ずしや湖魚の飴煮など豊かな食文化をもたらしていました。農業の合理化が進み、効率化される一方ですっかり失われた琵琶湖の生きものとつながる農村の原風景を取り戻しつつ、農業経営として確立していくため、魚のゆりかご水田の取り組みでゆりかご水田米の販売や日本酒の製造・販売と並行して、稲作体験やオーナー制度を運営することで消費者の皆さんと命や自然を大切にする価値観を共有する場の提供に努められています。
令和2924日、せせらぎの郷と意見交換を行い、その際お聞きした取り組みについて紹介します。

     


「せせらぎの郷」堀代表との意見交換の様子

平成19年から活動を開始したせせらぎの郷は、農地保全のほか子供や学生・都市住民との交流、魚のゆりかご水田、オーナー田の運営などの取り組みや出前授業、HPなどで環境と調和する水田農業の在り方について情報発信を続けておられます。

 

  以下、先方ご了解の上、
  「せせらぎの郷」HPから写真を提供いただきました。


稲刈りイベントの様子

例年、遠方から田植えや稲刈り体験に参加されているそうです。今年は、コロナウイルス感染拡大の中、関係機関の協力を得て感染防止に気を付けながら無事行うことができました。
爽やかな秋空の下、子供たちの元気な声が返ってきました。

 

     


魚のゆりかご水田プロジェクト

滋賀県が推進する魚のゆりかご水田は、かつて琵琶湖周辺で普通に見られた人と生き物が共生する水田農業の成り立ちを復活させる取り組みです。

須原では、いち早く排水路に魚道を設置してきました。コイ・フナ・ナマズなどが魚道を溯上し、外来魚のいない田んぼで産卵し守り育てることができます。このような琵琶湖周辺の農村の原風景を取り戻すとともに、安心安全なお米作りに取り組んでいます。

 


消費者に大人気!魚のゆりかご水田米

収穫したお米は、魚のゆりかご水田米として販売するほか「月夜のゆりかご」という銘柄の純米酒に醸造されています。

 

 

=お問い合わせ先=
「せせらぎの郷」 代表:堀 彰男(ほりあやお)
   HPアドレス: http://seseraginosato.net/    
   メール:ayao@hori55.com

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261