近畿地域未来につながる持続可能な農業推進コンクールの授与式を行いました
滋賀県草津市|滋賀県立湖南農業高等学校
農林水産省では、農業生産活動の持続性を確保するため、農業の自然循環機能を生かし、農業生産に由来する環境への負荷を低減する取組として、有機農業をはじめとする環境保全型農業を推進するとともに、食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理等の持続可能性を確保するための一連の取組であるGAP(※)を推進しています。
この一環として、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等をGAP部門、有機農業・環境保全型農業部門に分けて表彰しています。
近畿農政局においても、近畿農政局長賞及び近畿地域環境保全型農業推進連絡会議会長賞の受賞者を選定しており、このたび、滋賀県からは、GAP部門と有機農業・環境保全型農業部門の両部門で滋賀県立湖南農業高等学校(以下、湖南農業高校)が選定されました。
湖南農業高校は、令和2年度に米でASIAGAPなどの認証を県内の農業高校で初めて取得されました。
また、オムロン草津事業所が野菜くずなどの生ごみを堆肥化し、これを同校が野菜生産に利用、収穫した野菜を再び同社の社員食堂に納品するというフードリサイクルに取り組まれています。
令和4年5月26日に、滋賀県のご協力のもと、滋賀県庁内会議室において授与式を行いました。
(※)GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)
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【 GAP部門】(近畿農政局長賞)
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県内の農業高校で初のGAP認証の取得 湖南農業高校は、令和2年度に米(玄米)でASIAGAP、米(精米)でJGAPの認証を県内の農業高校で初めて取得されました。GAPに対応した人材育成のため、GAPを柱とした実践型教育プログラムを教育カリキュラムに位置づけ、生徒等を対象としたGAP指導者育成に取り組まれています。また、ニゴロブナの放流など地域の環境保全につながる活動にも取り組まれています。 |
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ここにいる仲間と安心安全な農作物を育てていく 「本日は、このような場を設けていただきありがとうございます。今後の目標としては、GAP認証の継続とここにいる16名みんなで安心安全な農産物を育てていきたいと思います。」 |
【有機農業・環境保全型農業部門】(近畿地域環境保全型農業推進連絡協議会長賞)
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地元企業と連携したフードリサイクルを実施 湖南農業高校は、琵琶湖に負荷をかけない農業を発展的に実践していくことを校是として取り組まれています。 |
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これからも、フードリサイクルの取組を 「わたしたちの取組んできた持続可能なSDGsの取組みとして、これからもフードリサイクルに取組んでいきたいと思います。」 |
〇滋賀県立湖南農業高等学校
http://www.konanno-h.shiga-ec.ed.jp/
〇令和3年度近畿地域未来につながる持続可能な業推進コンクールにおける近畿農政局長賞及び
近畿地域環境保全型農業推進連絡会議会長賞の決定について(プレスリリース)
https://www.maff.go.jp/kinki/press/kankyo/220325.html
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室TEL:077-522-4261