豊かで安全な食生活を未来へ橋渡し
滋賀県東近江市|株式会社晴れやかファーム
株式会社晴れやかファームは滋賀県東近江市で有機野菜や有機肥料を使ったこだわり米などを生産されています。コロナ以前にはファミリー向けの収穫体験などを積極的に行い、消費者との交流を行っていました。現在は、コロナ禍のため残念ながら交流会は開催されていません。
晴れやかファーム代表で園長の毛利有宏さんは、ジーンズの製造・販売を行う会社に勤めていましたが、お子さんのアレルギーをきっかけに以前から興味のあった有機農業を目指し、3年間の研修ののち、2008年に就農されました。
現在では、研修生2名を含む5名で、8haの農地で有機野菜や有機肥料を使ったこだわり米を生産しています。
毛利さんに就農の大変さや楽しさなどをお聞きしました。
株式会社晴れやかファーム代表で園長の毛利さん
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就農のきっかけ 「就農する前は、有機野菜は高価で日常で使用できるものではなかったので、それなら自分で栽培してみようと思ったのがきっかけです。」と毛利さん。サラリーマンからの転職については家族の反対はなかったとのことで、「今でも頭が上がりません。」とにっこりと笑った顔が印象的でした。
現在、晴れやかファームでは、会員からの年会費で、かぼちゃやさつまいも、人参、ジャンボニンニクなど有機の栽培を行い、10品目程度をセットにし、年4回とれたての新鮮野菜を宅配する「ベジタブルパートナーシップ」制度により販売を行っています。 また、京都に開業している自社直売所やJA直売所でも販売しています。
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株式会社晴れやかファームが販売している有機農産物のラベル。 農業体験参加者がデザイン。
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直売所で販売している有機栽培農産物には左のラベルを張り付け、他の商品と差別化を図るとともに思わず手に取ってしまいそうなほど親しみやすいデザインにされています。
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就農のたいへんさ 就農にあたっては、農地を借りることに大変苦労され、当時の農業委員などの支援もあり、経営に必要な農地を確保できました。
現在苦労している点を尋ねたところ、「夏場の草刈りです。有機栽培であるため、除草剤などを撒くことができないので。草刈りをしてもすぐに畝間に雑草が生えてきます。」と、炎天下での作業に苦労されているようでした。
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上・下:落花生 右:さつまいも。畝間の除草が毛利さんの悩みの種。
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左:ミニトマト 右:開花中のきゅうり。これから順次実をつけます。
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交流会
コロナ以前は消費者を農場に招き、とうもろこしのもぎ取りやさつまいもの収穫などの交流会を開催していました。 毛利さんは「営業活動の一環として取り組んでいますが、やはり子供さんを含め参加者の方の笑顔をみることが一番です。」とおっしゃっていました。また、「落花生の出来方などを説明すると参加者が一様に驚いてくれるのも楽しみでした。」などのエピソードを語ってくれました。
今は、コロナ禍でファミリー向けの交流会は開催されていませんが、今年から再開を予定しているとのことです。
現在は、企業からの依頼でインターン学生を中心に農業体験が実施されています。
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コロナ以前に行われたイベントの様子 上:落花生収穫イベント 下:さつまいも収穫イベント (ともに(株)晴れやかファーム提供)
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「ベジタブルパートナーシップ」で宅配している商品の一例。家族構成などで配達回数の調整もできるそうです。 ((株)晴れやかファーム提供)
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収穫されたばかりのにんじん。 ((株)晴れやかファーム提供) |
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261